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■追加 本日発表されたレポートで、TD CowenのJosh JenningsはButterfly Network (BFLY)に対して「買い」評価を維持し、目標株価を3.00ドルとしました。 Josh Jenningsは、Butterfly Networkの最近の開発と成長の見通しに基づいて「買い」評価を付けています。 Jenningsは、同社の製品ロードマップのタイムリーな実行、特に米国市場でのiQ+ Bladderの成功した発売に注目しています。 この製品リリースは、Butterfly Networkが専門製品ポートフォリオから初めて展開する製品を意味します。この新製品によって生み出される追加収益が、同社が予測する年間収益成長率15%から20%を達成するのに役立つと予想されています。 この成長は、同社の戦略的方向性と革新的な製品のスケーラビリティの確認と見なされています。 さらに、JenningsはButterfly Networkの独自のUltrasound-on-Chip技術の適応使用に注目しています。この技術は、iQ+ Bladderに不可欠であり、膀胱スキャンソリューションなどの専門的な超音波市場セグメントへの拡大を支えています。プローブ、使いやすいソフトウェア、タブレット、コンパクトなカートを含むこの製品バンドルは、迅速な3D視覚化を伴う膀胱容量測定を効率化するように設計されています。Jenningsは、iQ+ Bladderシステムの効率性と使いやすさが、コスト効果が高く信頼性のある診断ツールをますます重視する医療環境において魅力的な選択肢であると考えています。 この競争上の優位性が広範な採用を促進し、同社の財務実績を強化する可能性があると見ています。 TipRanksによると、Jenningsは5つ星のアナリストで、平均リターンは8.0%、成功率は53.11%です。Jenningsはヘルスケアセクターを担当しており、Establishment Labs Holdings、TransMedics Group、Alphatec Holdingsなどの株式をカバーしています。 また、5月2日に発表された別のレポートで、Oppenheimerも同株に対して「買い」評価を維持し、目標株価を3.75ドルとしました。
「iPS心臓」モデルで驚かせた…
2024/05/29 21:34
「iPS心臓」モデルで驚かせたい 再生医療ベンチャー・クオリプス 長谷川光一研究部長 「優れた技術は実用化し、社会に普及させてこそ意義がある。私たちは心筋シートを安定した品質で、より早く安価につくるため、技術の向上に尽力している。万博を通じ日本の優れた技術を世界に伝えることで、海外からの投資を呼び込み、再生医療を後押しすることに貢献したい。」 https://www.sankei.com/article/20240306-YOVLBGXKYZNLLBWHPIVOMJMVCU/ 2025年大阪・関西万博の地元館「大阪ヘルスケアパビリオン」は医療・健康が柱だ。大阪大発の再生医療ベンチャーであるクオリプスは展示の目玉として期待される「生きる心臓モデル」を製作している。人工多能性幹細胞(iPS細胞)から分化させた心臓の筋肉(心筋)細胞や、数十万個の心筋細胞を集めて厚さ0・1ミリに加工した心筋シートを使って造形し、実際に拍動させる。 モデル製作の話は心筋シートを開発し、当社取締役(非常勤)で最高技術責任者を務める澤芳樹・大阪大特任教授からあった。 iPS細胞は(生みの親である京都大iPS細胞研究所名誉所長の)山中伸弥教授が2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞し有名になったが、その技術はどこまで理解されているか。再生医療技術の結晶といえる心筋シートは、まだまだ知られていない。 万博は、こうした技術の可能性を国内外から集まる来場者に知ってもらうチャンス。心臓モデルをできるだけリアルな形で展示し、驚かせたい。 立体造形技術の一つが、生体工学(バイオエンジニアリング)だ。やわらかい素材に心筋シートを巻き付けたり、3Dプリンターを使って心筋細胞の層を重ねたりと、試行錯誤を続けている。 心筋シートは培養液に入れると、拍動する。課題は、動く様子を肉眼で認識できるぐらいダイナミックにすること。モデルの試作品は、現時点でまだ直径2センチ程度。効率的に心筋細胞を培養し、より大きくする必要がある。同時にシートが収縮と弛緩(しかん)を繰り返す上で、モデルの素材をバランスの取れた硬さに調整しなければならない。 シートは、体温に近い37度前後に維持し栄養分を含む培養液に入れるなどして2週間は動くようになったが、長期の展示に耐えられるように、さらに工夫したい。 万博は来場者に「夢」をみせる国際的なイベント。再生医療分野では、iPS細胞などに由来する移植用臓器をつくるのが究極の目標とされ、将来の人工心臓開発のベースになる技術を万博で出展できれば理想的だ。 現状では、他人の臓器を移植するしか命を救う術(すべ)がない病気で、移植を受けられずに亡くなる患者がいる。いわゆる「iPS臓器」が開発され、移植が可能になれば、臓器の病気で命を落とすことはなくなる日が来るだろう。その意味でモデル製作は未来を見据えたチャレンジングな試みだ。 優れた技術は実用化し、社会に普及させてこそ意義がある。私たちは心筋シートを安定した品質で、より早く安価につくるため、技術の向上に尽力している。万博を通じ日本の優れた技術を世界に伝えることで、海外からの投資を呼び込み、再生医療を後押しすることに貢献したい。(聞き手 山本考志)