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8月26日、蔵相ノーマン・ラモントは報道陣の前で「切り下げもERM離脱もない。我々はあらゆる手段を講じてポンドを防衛する」とぶち上げ、実際に為替介入を行ってポンドを買い支えていた。 9月11日、リラが売られ下落した。イタリア政府はリラを買い支えた。ERMのルールに従いドイツ連銀もリラを買った。しかしドイツ連銀はERMの原則に反して買い支えを突然中止した。驚いたアマート伊首相はコール独首相に説明を求めた。コールはシュレジンガーと会い、買い支え中止の理由を尋ねた。シュレジンガーは「これ以上介入すれば共倒れになる」と言い、危機を回避するための代案を提示した。「イタリア、そして英国などが通貨切り下げに応じるのであればドイツは金利を下げる用意がある」。アマートはシュレジンガーの提案を受けると決めた。そしてメージャーに電話を入れ、ポンド切り下げを提案し、「市場は恐らくリラの切り下げだけでは満足しない。必ず次の標的に向かうだろう」と警告した。しかしメージャーはこの期に及んでも強気の姿勢を崩さなかった。
もし株の専門家がそんなに秀でて…
2024/05/18 18:04
もし株の専門家がそんなに秀でているのなら、彼らはアドバイスを売らずに株式を買うだろう。 (If stock market experts were so expert, they would be buying stock, not selling advice.) =ノーマン・R・オーガ スティン=