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投稿コメント一覧 (70コメント)

  • ・コア・アーニングスの成長率は「力強く」「大きく伸張し」+38.7%だという。
    ・コア・アーニングスとはいったい何なのか。
     → 純利益から税金費用、持分法投資損益、金融損益、その他営業収益、その他営業費用、無形資産償却費、減損損失を控除して算出するという。償却費や支払利息はコアではないというのだ。
    ・では、それを負担するのは誰なのか。株主以外にいない。とんでもない借金を背負ってとんでもなく巨額の買収を行って、そのうえで利払いはノン・コアだという、その居直りっぷりは正常な人間のものとは思えない。しかしこういう経営者は少なくない。
    ・コア・アーニングスとは、ウェバー氏が手前勝手に計算した自画自賛するための利益概念である。都合の良い数字を持ち出して誇らしげにしているのが現在の武田の経営者である。よく恥ずかしげもなくこういうことができるものだと逆に感心する。
    ・さらに、コア・アーニングスには「その他、企業買収に係る会計処理の影響や買収関連費用など、本業に起因しない(ノン・コア)とマネジメントが判断した事象による影響を調整します」とある。そして、これをもってマネジメントによる業績評価に使用されているとある。事業部単位であればそういうやり方もあるだろう。ウェバー氏はじめ経営陣はどうか。これら「ノン・コア」を除外してわれわれの業績を評価するようなお手盛りとか、まさかしていないよなと不安になる。
    ・そんな手前勝手で都合の良い指標を持ち出されて、それを聞かされた株主が感心するとでも思っているのだろうか?読んでいてここまでばかばかしい気持ちにさせる決算短信は見たことがない。

  • ・'19年3月期の無形資産償却費はShire絡みが903億円。3か月分でこれだ。12ヵ月換算で3,612億円となる。これ以外も含めて無形資産償却費負担は年額4,390億円(毎年の償却費負担)。
    ・償却費は資金の流出を伴わない費用であるのはたしかにそうだ。しかしすでに支出されていて、これから費用処理されるというものだ。償却費は、過去に資金をたしかに流出させた、株主が負担する費用以外の何ものでもない。
    ・それを公然と無視し続ける経営者を雇い続けて、しかも年間12億円の報酬・賞与を支払って(前期の有価証券報告書によれば)いるのが武田の株主諸氏である。ウェバー氏が声高にいうコア・アーニングスとやらでは償却費が当然のように無視されている。
    ・翌期は統合費用1,540億円を見込む(何に使うつもりなのかよくわからないが)。
    ・短信の表現で「これらの一時的な費用及び非資金的な費用による影響を除きますと」翌期は営業利益+38.7%の増益見込みだそうだ。ちなみに無形資産償却費は一時的なものではない。
    ・表現がいちいち小賢しい。短信の文言のそこかしこから経営陣の不誠実さがぷんぷんにおってくる。悪臭を放つ決算書というものがあるとしたらこれである。

  • 武田の決算短信を取り急ぎ読んだ。
    ・注目ののれん残高は4.1兆円。自己資本(5.1兆円)を超えてはこなかったが、その分、無形資産に振り替わった。
    ・無形資産残高は4.8兆円。製品開発プロジェクトコストのPurchase Price Allocation(取得原価配分)によるものだろう。
    ・それでものれんは自己資本の80%を占めている。無形資産は自己資本に比して94%。のれんと無形資産を合わせれば純資産をはるかに超えて、自己資本の175%相当となった。こういう会社は異常というしかないのだが、最近増えている。
    ・IFRSはのれんの定期償却を禁止しているが、超過収益力が見込めないとなったら減損損失処理が求められる。
    ・一方、無形資産は定期償却がなされる。武田の無形資産は3~20年で償却されている(前期の有価証券報告書によれば)。この償却費負担が利益の重しになる。ウェバーは償却費は無視してよいという姿勢のようだが。ご立派なものである。
    ・Shireの業績が当初計画を下回るというのが最悪のシナリオで(杞憂に終わればいいのだけれど)、これらのれんと無形資産の減損が求められれば武田が債務超過に陥ることもあり得る話。武田の株主はウェバーの手を通じてShireにfull betしている。

  • 危なっかしい会社になってしまったからです。
    社長のウェバー氏は自身の実績作りに躍起になって、シャイアー側の言い値で買ってとんでもない高値掴みしています。シャイアーの経営陣に繰り返し釣り上げられた値を丸呑みさせられるところからしてとんでもないど素人。
    そしてまるで取り締まれていない取締役会。日経にこんな買収話が進んでいたのだと聞いて驚いた取締役の話が記事として出ていましたが、なんたる茶番なんという無能な取締役連中なのかと。既存株主の価値を湯水のように流出させてメガファーマとなることに、どんな価値があるというのか。
    さらに驚かされたのは、株主から預かったカネを本社の内装に湯水のように使って誇らしげにしているウェバー氏である。株主の皆様へと題した手紙に、本社ビルを佐藤可士和デザインでモダンな内装に仕上げたとか誇らしげに書いてあったが、それが株主から預かった金の使い方として正しいと思っているのか。株主にしてみれば悪夢でしかない。絵に描いたようなばか殿っぷり。
    そんなこんなで投機家連中のおもちゃとなっているのが昨今の武田なのです。

  • あなたのコメントはお花畑蝶々の人々のなかで最も冷静で有益だと思います。みんかぶの評価額はけっこう参考になりますよね。
    ただ企業価値の破壊者としてウェバー氏はゴーン氏を上回る男だと思いますので3,000円でも買いとは思えませんけれども。


  • このウェバーという社長、株主から預かったカネを本社の内装に湯水のように使って誇らしげにしている。株主にしてみれば愚かしいというか悪夢でしかない。
    https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2018/20180702-7979/

  • ここにおられる皆さんは多くが楽観的ですね。どうやればそこまで楽観的になれるのか、逆に凄いと思います。

  • たしかに結果が全てですからうまくいけばいいですね。
    メガファーマの仲間入りが第一目標だったらいいでしょう。私が失望したのは投資の意思決定の稚拙さです。優れた投資対象であったとしても高値掴みは良い投資にならないので。
    既存株主の価値を湯水のように流出させてメガファーマとなることに、どんな価値があるというのか。効率を考えずに規模を追い求めることは愚かなことでしょう。愚かなことを焦って行うのは何もしないことよりもはるかに有害だと思いますよ。

  • どの辺が滅茶苦茶な論理なのでしょう?

  • このところの上げは信用売りの戻り買いなのではないかなあ。
    興ざめなことを書きますが、シャイアー買収は後々とんでもない爆弾となって株主へ還ってくるような気がするよ。
    ウェバーは経営者としては二流三流どころでなくて、「無能なはたらき者」といっていいレベルであると思う。トップに立つべきでない人間がトップに立ったらこうなるという典型例となる可能性が高いように思う。
    彼は既存株主のことはまるで考えていなくて、ただ自身の実績作りに躍起になって、シャイアー側の言い値で買って高値掴みしている。複数回のの価格上げ要求を丸呑みしている辺りど素人もいいとこでしょう。
    高額報酬を得ている経営者が優秀とは限らない。むしろ逆のように見える。
    これからB/Sに現れるのれんがおそろしいとは思わないのか皆さんは。巨額の減損をこうむる可能性を考えて怖くならないのか。下手をしたら(既にとんでもないことをしていると思うのだが)、武田はあっという間に債務超過に陥るぞ。
    15年間武田の株主で居続けたが、エゴイスティックで無能な外人にこんな目に合わせられるとは想像もしなかった。薄いながらも利確とできたのが不幸中の幸いだった。
    それにしても、彼がCEOに就任したときから違和感は感じていたのだ。さっさと全株処分すべきだった。この教訓を得られたことと、駄目な経営者というものを我が身で体感できたことが大きな収穫だったと考えるしかない。

  • この安いときに株数増やして株式価値を希薄化させてどうするつもりなのでしょうね。
    ウェバー禍としかいいようがない。こいつは既存株主のことなど何も考えていない。武田をつぶすとしたらこの男でしょう。年間十億の報酬を払って企業価値を削り続けさせているのだから株主はいい面の皮ですわ。

  • 最も機知に富んだ発言に称賛をお送りします。

  • ウェバーは最低の経営者だと思います。株主のことなど眼中にない、己のエゴのためだけの巨額買収にしか見えません。
    こいつはシャイアー買収をまとめ上げたと誇らしげに武田を離れるでしょう。株主のことなど意に介せず後は野となれ山となれと。
    シャイアーの経営陣に繰り返し釣り上げられた値を丸呑みさせられるところからしてどうしようもないど素人。
    さらに驚くのはまるで取り締まれていない取締役会です。日経にこんな買収話が進んでいたのだと聞いて驚いた取締役の話が記事として出ていましたね。なんたる茶番、なんという無能な取締役連中なのかと。
    こんな奴を後継者に指名した長谷川閑史は本当に人を見る目のない男だったと残念に思うというか、ぶちのめしてやりたいくらいです。

  • 臨時株主総会議案すべて反対票を投じた。
    愚かしい巨額買収案からはウェバー氏のエゴしか感じられない。
    株主の皆様へと題した手紙に、本社ビルを佐藤可士和デザインでモダンな内装に仕上げたとか誇らしげに書いてあったが、それが株主から預かった金の使い方として正しいと思っているのか。ここまでどうしようもない経営者はなかなかいない。

  • 株主は武田薬品の事業に投資している。もし、その期待に応えられそうもないというのであれば、受託した資金を返還するのが筋である。
    株主から預かった資金を以て他社に投資するというのであれば、株主が直接その会社に投資すれば済む話である。
    武田とシャイアーとの間で明確な相乗効果(シナジー)が見込めるというのであれば話は別であるが、事業の内容を見るにそういう期待はできそうにない。
    武田の時価総額を超えたシャイアーを丸ごと買収するというのだから、武田の全財産を以て、シャイアーのビジネスに賭けるということだ。しかも巨額の借金を背負ったうえでのことである。
    しかもシャイアーは上場しているのであって、株主が直接これを買えば合意された買収価格を大幅に下回る対価で取得できる。
    買収を行う中でこれに関わる投資銀行連中が多額の仲介手数料をかすめ取ることにもなる。
    株主利益に資するような意図は全く見えない。
    武田の事業に投資した株主の資金を他社に投資する、full bet することが経営トップとしての仕事と信じているのが報酬10億を得ている現在のCEOである。
    ここに見えるのはCEOウェバー氏の不誠実さでしかない。

  • 自社株買いを要求するくらいなら自分で買えばよい。

  • どんな風に怒っていたのですか?(私も怒りたかったのです)

  • ウェバーはEBITDAを連呼するがこ奴は金利負担など気にする必要はないとでも思っているのか。

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