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投稿コメント一覧 (55コメント)

  • 下記は、2018.01.11の日経バイオテクの記事。
    「癌に対する日本発のα線治療薬の開発」というゴールを達成するためにPDが最高のパートナーであったということ。

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    放射性診断薬の大手である日本メジフィジックス(東京・江東)が、治療と診断を融合したセラノスティックス(Theranostics)事業に本格的に参入する。そのために、日本医療研究開発機構(AMED)が公募していた平成29年度「医療研究開発革新基盤創成事業」に応募、2017年12月26日付で採択された。この事業はコンソーシアムの形態を取っており、同社の他に製薬会社や大学などのアカデミアからも参加する。ゴールは、「癌に対する日本発のα線治療薬の開発」と同社の波多野正理事(研究・事業開発部、創薬研究所担当)は語っている。

  • 東洋経済より日経の方がよく取材をしているのかな。売上が四季報予想よりも10億円上積みされているのは、BMSのP2入りを見込んだものでしょうか。BMSの免疫チェックポイント薬のP2が動き出すとインパクトが大きいですね。
    「免疫チェックポイント薬を化学合成で製造できれば生産コストを大幅に削減できるし、経口剤として開発できれば患者さんの負担を軽減できる。そして、医療費を大きく下げることに貢献できる。その結果として、PD&BMSが免疫チェックポイント薬マーケットを総取りする流れになる。」こういったことが、これから少しずつ認知されていくことになるでしょう。

    そして、ロシュ&ジェネンテック、メルク、ノバルティスたちも黙ってはいない・・・

  • チアゾール基を含有する特殊ペプチドの応用例を見つけました。新しい話ではないので、既に実用化されている技術であると推察されます。

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    今後は、上記のチアゾール基含有化合物特殊大環状ペプチドライブラリーを用いて、薬剤標的タンパク質に結合する化合物の探索を進める予定である。標的タンパク質の一つとしては、特に膵臓がんに極めて重要な役割を果たしているKrasを標的に選択し、チアゾール基含有化合物特殊大環状ペプチドリガンドを探索する。Krasは細胞内の標的であり、得られた阻害剤が細胞膜透過性をもち、且つ阻害活性をもつことができれば、極めて高いインパクトを本領域に与えることが可能であろう。

  • 4th International Conference on Circular Proteins and Peptides(ICCPP2018)ですね。
    2018/11/28~30に開催されます。ペプチドリームが会場で、プラチナスポンサーです。
    世界中の専門家が集まって環状ペプチドについての最新の研究結果が報告されるようです。

    ttps://www.iccpp2018.com/

  • 13日に南鳥島で中の試料を航空機に移してJAXAの筑波宇宙センター(茨城県つくば市)に運ぶ計画だ。
    中身は宇宙の無重力環境で結晶化させたタンパク質。2週間ほどかけて、無事だったかどうかを確認する。
    (2018/11/11 8:44 日経電子版より)

  • 「歴史、塗り替えた」=カプセル回収成功で責任者―JAXA 

    国際宇宙ステーション(ISS)からの小型カプセル回収成功を受け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の責任者らが11日午前、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で記者会見。無人補給機「こうのとり」の開発に初号機から携わってきた植松洋彦HTV技術センター長は「こうのとりの初号機で一度、小型回収カプセルの成功で二度、日本の宇宙開発の歴史を塗り替えた」と笑顔を見せた。

     午前10時半から始まった記者会見。カプセルの回収計画について説明を始めたところ、「カプセル回収」の一報が写真とともに入り、植松さんは「やった」と小さな声で喜んだ。

     技術者らしく淡々と説明していた植松さんだったが、回収した船から送られてきたばかりのカプセルの写真を目にすると感極まった様子。改めて心境を問われ、「帰って来ると分かっていても、顔を見るまで安心できなかった。感動しました」と声を詰まらせた。

  • この産経新聞の記事はYahooのトップに掲載されていた。
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    国際宇宙ステーション(ISS)の実験で作成した試料を収納し、物資補給機「こうのとり」7号機から分離したカプセルを回収することに成功したと11日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。日本がISSの物資を独自に回収したのは初めて。

     JAXAは、洋上に着水したカプセルを船で回収したことを午前10時37分に確認した。南鳥島を経由して航空機で運ばれ、内部の試料が13日にJAXAの筑波宇宙センター(茨城県)に到着する。

     こうのとりはISSから離脱後に大気圏に突入して燃え尽き、物資を持ち帰れない。このため、日本はこれまで試料の回収を米国とロシアの宇宙船に依存してきた。試料は鮮度が求められるものもあるが、海外を経由して日本に運ぶため、研究者の手元に届くまで時間がかかった。独自回収により短時間で届けられるようになる。

    (略)

  • ターゲットとなる市場が神経再生領域に限定されるのだから、市場規模が限定的であることは間違いない。

    さらには、この領域においてもペプチドリームのPDPSから生み出される中分子の治療薬が近い将来登場することが予想される。飲み薬で神経細胞をアクティベートしてニューロンネットワークを再生することができれば、患者さんにとって、その方が圧倒的に好ましいことは間違いない。手術して脳に直接注射しなくてはならないよりは断然楽だし、治療費も圧倒的に安いからである。

  • サンバイオは神経細胞の再生医療に特化したスペシャリティーファーマ、要するにローカルな会社。脊椎損傷などで苦しんでおられる患者さんに希望をもたらす素晴らしい会社であることは間違いないが、市場規模は限定的。

    かたやペプチドリームは万能型のグローバル創薬企業であり、近い将来、世界のメガファーマを束ねるハブ企業としての位置づけになる見込み。ガン撲滅に光明をもたらす治療薬を開発できるだけでなく、感染症領域、生活習慣病、アルツハイマーなどの神経領域など何でも対応できる。市場規模は莫大である。全く別次元の会社であることを認識する必要がある。

  • 米国株、続伸で始まる ダウ238ドル高
    2018/10/31 22:59
    【NQNニューヨーク=古江敦子】10月31日の米株式相場は続伸して始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比238ドル94セント高の2万5113ドル58セントで推移している。10月に入って下落基調が続いたため、値ごろ感や割安感に着目した買いが続いた。フェイスブックが前日夕に発表した決算をきっかけに大きく上昇し、主力ハイテク株に買いが広がっている。

    (略)

    前日夕に発表した四半期決算で1株利益などが市場予想を上回った電子商取引のイーベイやバイオ医薬品のアムジェンも高い。

    (略)

  • 決算説明会資料で「自社の強みを活かせる領域において戦略的に拡大を進める」と言っているのですから何の心配もいりませんよ。これは金城さんが作成した資料で、会社として承認されたものです。
    この説明から推察すると、PDがiPS細胞を用いた再生医療をやることは考えづらいですね。特殊ペプチドを活用してiPS細胞を低コストで作製する事業を開始する可能性はあり得ると思います。血管新生による虚血性疾患を治療する化合物や、神経細胞をアクティベートする化合物などによる再生医療に経営資源を投入するような選択肢もあり得ると思います。これらは以前に舛屋さんや菅さんが言及されていたような気がします。
    株主総会後の説明会でそのような話が出てくるのではないでしょうか?楽しみですね。

  • PDCは特殊ペプチドと薬物を結合させた構造ですが、結合剤という言い方はしません。
    ちょっと専門的かもしれませんが、結合剤というのは医薬品添加剤の機能のことです。
    興味があったら「医薬品添加剤 結合剤」でググってみて下さい。以下に少しだけ説明しておきます。


    結合剤とは、医薬品添加剤の一種で、細かい粒どうしを接着させる糊のような機能をもった添加剤のことです。
    医薬品の原料から錠剤を製造する工程で、原料の粒子が小さすぎると原料の流動性が低くなり(粉が流れにくい)、うまく打錠(粉を打って錠剤にする)できません。だから、粒子径をある程度整えてあげる必要があります。そのために、トウモロコシデンプンやヒドロキシプロピルセルロースなどの結合剤(糊)を使用します。

  • 供給予定量は売上次第ですから、私には分かりません。

    上市後は製剤のロットスケールが500kg前後になると思います。これを年間何ロット生産するかです。
    100ロット生産すると年間50t。原薬は1~5tくらいでしょうか。

  • 原薬100kg程度であれば、売上はそれほど大きな額にはなりません。
    単価がどれくらいになるかは分かりませんが、5000円/gで計算すると5億円です。

    原薬の売上額ではなく、治験が活発に動き出すところが注目ポイントだと思います。

  • 原薬96kg程度/年の生産規模が、どれくらいの規模なのかイメージしにくいかもしれませんので、以下に例示してみます。

    1回の治験に必要な製剤の量が、5kgと想定します(Phase1~Phase2であれば、これくらいです)。
    治験で使用する製剤が錠剤で、1錠あたりの原薬処方量が10mgで錠剤質量が200mgの場合、原薬96kgは錠剤1920kg分(960万錠分)に相当します。

    この想定だと、錠剤1920kgは治験384回分(1920kg/5kg)になってしまいます。

    これはあくまでも仮定ですが、原薬96kgというのは、結構な量だということが分かります。
    もしかしたら、もう少し規模の大きい治験まで含めて予約が入っているのかもしれません。
    初年度からこれくらいの需要があるということです。

  • 「どうなるか分からない治験に費用を費やすより・・・」というところが、当事者の感覚は全く違うと思います。
    有効性・安全性を高めるための研究開発を進めているのであって、より成功確率(精度)を高めて確信が得られたもので治験を行うのです。難しい疾患の場合、予期せぬ事象によりうまく行かないケースもあるかもしれませんが、特殊環状ペプチド医薬は「より有効性が高く、より忍容性を高く」を極めることができる特性を有しており、メガファーマの創薬力と併せて、かなりの確率で画期的な新薬として上市されるのではないかと期待されます。
    ブリストルが行っているPD-L1の場合は既知のターゲットですから成功確率は高いでしょう。

  • 2017年8月の段階で、窪田会長は「既に需要がある。共同研究開発を行う企業から製造についての要望が多い。」と仰っています。当初(初年度?)は、96kg程度/年の生産規模を予定しているようです。

  • 企業価値をキャッシュフローから算出するのは一番わかりやすい方法ですが、ペプチドリームの企業価値の源泉はプラットフォームシステムPDPSであり、PDPSから生み出されたプロフェクト(化合物)です。そのプロジェクトが持つ価値がどの程度あるのかが極めて重要です(これが全てだと言っても過言ではありません)。その価値は、2年前と比較すると遥かに拡大したのではないかと想像できます。経常20~30億円なんて微々たるものです。プロフェクトを1つ導出すれば、これよりも遥かに大きな額が簡単に回収できます。今はそのプロフジェクトを育てている段階です。間もなく、その成果が見え始めてくる段階なんじゃないかと期待できます。

    現在のキャッシュフローは、さほど重要ではありません。製薬企業がなんのために毎年巨額の研究開発費を投入しているのかわかりますか?価値のあるパイプラインを手に入れるためです。

    創薬企業へ投資しているのであれば、このあたりのことは理解できなければなりません。
    理解できなければ、(株を保有し続けることによって)将来得られるであろう果実を手にすることが難しくなります。

  • iPS細胞を活用して有効性・安全性を評価するiPS創薬が近い将来普及するかもしれません。そうなると、開発期間が半分以下になる可能性があるそうです。PDPSで獲得したヒット化合物が短期間でどんどん上市するような時代がくるかもしれません。

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    Q:「iPS創薬」についてうかがいます。そもそもiPS創薬とはなんでしょう。

    A: 大きく2つ方法があります。1つは病気の患者さんからiPS細胞を作り、それを病気に関連した細胞や組織に育て、病気の発症や進行のメカニズムを調べて効きそうな薬を見つけるものです。もう1つは、健康な人からiPS細胞を作って心臓や肝臓の細胞・組織の一部に育て、新薬の候補を振りかけて副作用が起きるかどうか、あるいは効果がありそうかどうかを見る方法です。こうした検査をするキットというのはすでに開発されていまして、国内外の製薬会社が使い始めています。iPS創薬の場合は人体の外で実験するので、人体に直接リスクが及びません。従来はちょっと危ないかなと試せなかった薬もどんどん試せるようになります。費用を抑えられ、時間も短縮できるメリットもあります。薬は開発期間が10年以上、コストも1000億円以上かかるというのが常識と言われていますが、それも半分以下にできる可能性があるということで、iPS細胞を開発した京都大学の山中伸弥教授は、再生医療も重要だが創薬がこれからますます大事になるのではないか、と強調しています」

    【引用元】日経新聞「iPS細胞 広がる可能性」
    ttps://www.nikkei.com/article/DGXZZO20636390R00C17A9000000/

  • 「BBBを通過できなかったが故に残念ながら開発を諦めざるをえなかった有望な化合物」

    こんな化合物、これまでにたくさんあったと思います。日本の製薬会社でも。
    低分子医薬品の実に95%は血液脳関門を通過することができないらしいです。
    優れた薬理活性を示しながらBBBを通過しなかったから諦めざるを得なかった無念。
    研究員にとって、こんな残念なことはありません。経営陣にとっても。
    キャリアペプチドで復活するのであれば、復活へのモチベーションはかなり高いはず。

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