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イリジウム・コミューニケーションズ

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財務とバリュエーション(株価水準から見た評価)+アナリストの評価動向を整理してみます。
1. 時価総額とバリュエーション(2025年9月時点)
株価:おおよそ $19 前後
 発行済株式数:約 1.23億株(直近決算ベース)
 時価総額:約 $23〜24億
 純有利子負債(借入 − 現金):約 $15億 前後
 企業価値(EV):おおよそ $38〜40億
 ガイダンスEBITDA:$490–500M
 EV/EBITDA倍率:約7.7〜8倍
 PER(株価収益率):EPS(GAAP 0.20×4=0.80ドル近辺想定)で 約24倍
 👉 見方
 EBITDA倍率では通信インフラ系としては「割安寄り(10倍超えるケースが多い)」ただしEPSベースでは、成長が鈍化するならPER24倍は割高に映る。
要するに「キャッシュフローでは安いが、利益成長が鈍ると株価が正当化しづらい」状態。


2. アナリストの格付け動向
BWS Financial
投資判断を Neutral → Sell に引き下げ、目標株価を $16 に設定(急落直後)。
Raymond James
「Outperform」を維持、ただし目標株価を引き下げ(例:$48 → $40)。
Barclays
「Equal Weight」を維持、目標株価 $38。
JP Morgan
「Neutral」、目標株価 $35。
👉 コンセンサス
平均目標株価は $30〜35 レベル(現在株価の約+60〜80%の余地あり)
ただし格付けは「強気一辺倒」から「中立〜弱気が混じる」へシフト中。
市場は「成長鈍化をどこまで一時要因と見るか」で意見が割れている。


3. 財務健全性(決算資料から)
負債:長期債務は約 $15億(レバレッジは EBITDA の約3倍)。
現金フロー:営業CFは堅調(年間 $400M超)、ただし設備投資(Capex $150–200M)を差し引いてもFCFは黒字。
配当・自社株買い:自社株買いを継続中(2025年上期で $1億以上買い戻し)。
👉 見方
財務的には「レバレッジはあるが危険水準ではない」。
キャッシュフローは安定しているため、資金繰りの不安は小さい。
投資家の懸念は成長率の低下と競争圧力であり、財務リスクではない。


4. 投資家が注目しているポイント
短期:Q3・Q4で「サービス収入が本当に再加速できるか」
中期:Satelles買収をテコにした PNT事業(2026年寄与予定)
   NTN(direct-to-device) の立ち上がり
   IoT需要の拡大スピード
長期リスク:StarlinkなどLEO衛星との競合。とくに 海上通信市場で
      “主回線から補助回線へシフト” が進むと成長余地がなくなる。


まとめ
IRDM急落の理由は「EPSミス」「ガイダンス下方修正」「格下げ」だが財務健全性は維持されている。現在の株価はEV/EBITDAで見れば割安水準だが、成長期待の低下でPERはやや割高感。投資家は「2026年に向けた新規事業ドライバー(PNT、D2D、IoT)」が実際に収益を押し上げられるかを見極めようとしている

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