2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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株式会社ディーエムエスの2025年3月期第3四半期決算は、売上高199億3,500万円（前年同期比1.0%増）と微増ながら、営業利益7億8,900万円（同23.5%減）、経常利益8億3,600万円（同21.4%減）と減益となりました。主力のダイレクトメール事業は堅調でしたが、他事業の不振が全体の利益を押し下げています。通期予想に対する進捗率は低く、業績回復が課題となっています。
主な事業セグメント
ダイレクトメール事業、物流事業、セールスプロモーション事業、イベント事業、賃貸事業の5つのセグメントで構成されています。主力はダイレクトメール事業で、売上高の約83%を占めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は199億3,500万円（前年同期比1.0%増）と微増しましたが、営業利益は7億8,900万円（同23.5%減）、経常利益は8億3,600万円（同21.4%減）と減益となりました。四半期純利益は5億7,100万円（同57.0%減）と大幅減益となっています。ダイレクトメール事業は増収増益でしたが、セールスプロモーション事業とイベント事業が大幅減収減益となり、全体の利益を押し下げました。
貸借対照表の変化
資産合計は207億2,100万円（前期末比2.8%減）となりました。流動資産は121億8,700万円（同9.0%減）、固定資産は85億3,300万円（同7.7%増）となっています。負債合計は41億9,700万円（同9.4%減）、純資産は165億2,300万円（同1.0%減）となりました。自己資本比率は79.7%（前期末比1.4ポイント増）と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な数値は開示されていませんが、現金及び預金が20億3,600万円減少しています。これは主に仕掛品の増加（5億700万円）や売掛金の増加（4億9,000万円）、法人税等の支払いなどによるものと推測されます。投資活動では有形固定資産の取得による支出があったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の業績予想は、売上高269億7,700万円（前期比0.3%増）、営業利益11億500万円（同19.3%減）、経常利益11億6,600万円（同17.3%減）、当期純利益8億1,200万円（同46.6%減）を見込んでいます。第3四半期までの進捗率は売上高で73.9%、営業利益で71.4%となっており、通期予想の達成に向けて厳しい状況にあります。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は86円（前期比7円増）となっています。第2四半期末に37円の配当を実施し、期末配当は49円を予定しています。配当総額は約4億8,700万円（予想ベース）となる見込みです。
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