2025年３月期 決算短信の要約
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共栄タンカー株式会社の2025年3月期決算は、売上高151億6,000万円(前期比6.9%増)、営業利益13億7,200万円、経常利益10億3,000万円(同451.7%増)と大幅に改善しました。VLCCの売却益計上や円安の影響などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は51億1,100万円(同49億6,500万円増)と大幅増益となりました。
主な事業セグメント
共栄タンカー株式会社は、主に船舶の運航管理および貸渡しを行う外航海運業を営んでいます。大型原油船(VLCC)、石油製品船、大型LPG船(VLGC)、ばら積み船などを運航しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は前期比6.9%増の151億6,000万円となりました。営業利益は13億7,200万円(前年同期は1億2,400万円の損失)、経常利益は10億3,000万円(前期比451.7%増)と大幅に改善しました。親会社株主に帰属する当期純利益は51億1,100万円(前期比49億6,500万円増)と大幅増益となりました。VLCCの売却益計上や円安の影響などが増益要因となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比9.6%増の772億9,100万円となりました。流動資産は売船による現金及び預金の増加などにより40億4,000万円増加し106億4,800万円に、固定資産は新造船の竣工などにより27億2,200万円増加し666億4,200万円となりました。負債は繰延税金負債や借入金の増加などにより2.1%増加し522億3,100万円となりました。純資産は利益剰余金の増加などにより29.4%増加し250億5,900万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上や固定資産の減価償却などにより、47億1,000万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、船舶の売却があった一方、船舶建造代金の支払いなどにより21億3,700万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入などにより5億6,500万円の収入となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績予想は、売上高142億円(前期比6.3%減)、営業利益7億5,000万円(同45.4%減)、経常利益2億5,000万円(同75.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益19億円(同62.8%減)を見込んでいます。新造小型LPG船1隻の竣工や石油製品船1隻の売却を予定しています。ばら積み船の傭船料水準低迷やインフレによる船費増加などが減益要因として予想されています。
株主還元
当期の配当は、中間配当20円、期末配当20円の年間40円を予定しています。次期も中間配当20円、期末配当20円の年間40円を予定しています。
注意事項
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