2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社池田泉州ホールディングスの2025年3月期決算は、経常収益が930億7,400万円(前年比9.2%増)、経常利益が195億4,900万円(同21.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が132億4,600万円(同21.8%増)と大幅な増収増益となりました。資金運用収益の伸びが業績を牽引し、自己資本比率も11.59%と健全性を維持しています。
主な事業セグメント
株式会社池田泉州ホールディングスは、銀行業務を中心にリース業務等の金融サービスを提供しています。主な事業セグメントは「銀行業」と「リース業」の2つで、銀行業では銀行業務と信用保証業務、リース業ではリース業務等を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経常収益は前年比9.2%増の930億7,400万円となりました。経常利益は前年比21.9%増の195億4,900万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年比21.8%増の132億4,600万円と大幅に増加しました。資金運用収益が貸出金利息や有価証券利息配当金の増加により伸び、役務取引等収益も融資関連手数料の増加により増加しました。一方、資金調達費用は預金利息の増加等により増加しましたが、国債等債券売却損は減少しました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、預金が前年度末比0.6%増の5兆7,024億円となりました。一方、貸出金は前年度末比3.1%減の4兆6,800億円となりました。総資産は前年度末比0.2%減の6兆4,313億2,100万円、純資産は前年度末比1.9%減の2,402億4,800万円となりました。自己資本比率は前年度末比0.1ポイント低下し3.6%となりましたが、国内基準行に求められる4%を上回る11.59%を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加や貸出金の減少により1,657億4,300万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回り1,014億7,800万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いや自己株式の取得により45億6,800万円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前年度末比7.6%増の8,477億4,600万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、経常収益が1,120億円(前年比20.3%増)、経常利益が218億円(同11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が147億円(同10.9%増)と、増収増益を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は前期比3円増配の15円50銭(中間配当7円50銭、期末配当8円)を予定しています。また、10億円の自己株式取得を実施し、株主還元率は40.2%となりました。2026年3月期は年間16円(中間8円、期末8円)の配当を予想しています。
注意事項
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