2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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大東銀行の2025年3月期第3四半期決算は、経常収益99億900万円（前年同期比0.5%増）、経常利益18億4,600万円（同12.6%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益12億4,200万円（同10.6%増）と増収増益となりました。貸出金や預金の増加により資金利益が改善し、国債等債券売却損の減少も寄与しました。自己資本比率は連結で9.98%と健全性を維持しています。
主な事業セグメント
大東銀行は主に銀行業務とリース業務を展開しています。銀行業務では預金、貸出、有価証券投資などの金融サービスを提供し、リース業務では設備投資のサポートを行っています。その他にクレジットカード事業や信用保証業も手がけています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
経常収益は前年同期比0.5%増の99億900万円、経常利益は12.6%増の18億4,600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は10.6%増の12億4,200万円となりました。増益の主因は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加による資金運用収益の増加、および国債等債券売却損の減少によるその他業務費用の減少です。貸出金残高は前年同期比2.2%増加し、預金残高も1.2%増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前年度末比0.6%減の8,718億9,700万円となりました。負債は同0.3%減の8,360億1,300万円、純資産は同6.8%減の358億8,300万円となりました。預金（譲渡性預金含む）は前年度末比4.9%増の8,286億5,000万円、貸出金は同1.5%増の6,623億1,200万円、有価証券は同6.7%増の1,403億8,900万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加や貸出金の増加などにより改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは、借用金の返済による支出が大きく増加し、400億1,500万円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期業績予想は、経常収益が前期比7.2%減の126億円、経常利益が0.4%増の19億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.4%減の12億円と予想されています。預金・貸出金ともに増加傾向にあり、資金利益の改善が見込まれますが、有価証券関連損益の変動や与信関連費用の増加に注意が必要です。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、前期と同額の30円が予定されています。配当性向は31.7%となる見込みです。
注意事項
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