2027年3月期 第1四半期決算短信の要約
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富士通の2027年3月期第1四半期は、売上収益が前年同期比3.9%増の7,794億円、営業利益が56.9%増の525億円と本業は大幅改善となりました。親会社帰属四半期利益は前年同期の子会社売却益の反動で76.6%減の401億円となりましたが、継続事業ベースでは増益基調が継続しています。
主な事業セグメント
富士通株式会社の主な事業セグメントは「サービスソリューション」「ハードウェアソリューション」「ユビキタスソリューション」の3つです。サービスソリューションはUvanceを中心としたグローバルサービス、ハードウェアソリューションはサーバ・ストレージ・通信インフラ、ユビキタスソリューションはパソコン等のクライアントデバイスを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2027年3月期第1四半期(2026年4月〜6月)の売上収益は前年同期比3.9%増の7,794億円となりました。営業利益は56.9%増の525億円と大幅に改善し、本業の実力を示す調整後営業利益も56.4%増の549億円と好調です。一方、親会社帰属の四半期利益は401億円と前年同期比76.6%の減少となっていますが、これは前年同期に非継続事業において、子会社株式売却益1,420億円を計上していたためです。継続事業ベースでは増益基調が続いています。
貸借対照表の変化
資産合計は前年度末比3.2%減の3兆3,085億円となりました。現金及び現金同等物が32.8%増の5,979億円に増加した一方、売上債権は49.4%減の4,544億円と大幅に減少しています。負債合計は8.3%減の1兆2,540億円となり、財務体質は改善傾向にあります。親会社所有者帰属持分比率は59.4%から61.5%へ上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2,267億円の収入となり、前年同期の2,268億円とほぼ同水準を維持しました。投資活動によるキャッシュ・フローは122億円の支出となり、前年同期の1,750億円の収入(子会社売却収入が主因)から大きく変化しています。財務活動によるキャッシュ・フローは716億円の支出で、主に配当金の支払い(607億円)によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2027年3月期通期の業績予想は、売上収益が前期比0.2%増の3兆5,100億円、営業利益が19.1%増の4,150億円、親会社帰属当期利益は31.0%減の3,100億円が見込まれています。当期利益の減少は前期の子会社売却益の反動によるものです。調整後ベースでは営業利益4,250億円(前期比8.8%増)、当期利益3,200億円(同7.3%増)と増益が見込まれており、業績予想に修正はありません。
株主還元
2026年3月期の年間配当金は1株当たり50円(中間15円・期末35円)でした。2027年3月期の年間配当予想は1株当たり55円(中間25円・期末30円)と増配が予定されており、前期比5円の増額となります。直近公表からの修正はありません。
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