2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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三櫻工業の2025年3月期第3四半期決算は、売上高が1,199億7,700万円（前年同期比4.6％増）と増加したものの、営業利益は36億2,000万円（同34.2％減）、経常利益は30億7,000万円（同40.1％減）と大幅減益となりました。中国市場の低迷や原材料価格の高騰が業績に影響し、通期予想も下方修正されています。
主な事業セグメント
三櫻工業株式会社の主な事業セグメントは、自動車部品製造業です。日本、北南米、欧州、中国、アジアの5つの地域セグメントで事業を展開しており、自動車用配管製品や自動車部品を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は1,199億7,700万円（前年同期比4.6％増）と増加しました。しかし、営業利益は36億2,000万円（前年同期比34.2％減）、経常利益は30億7,000万円（前年同期比40.1％減）と大幅に減少しました。親会社株主に帰属する四半期純利益も11億600万円（前年同期比60.6％減）と大きく減少しています。北南米セグメントでの増収増益があったものの、中国セグメントの減収減益や原材料価格の高騰、人件費の上昇などが影響しました。
貸借対照表の変化
総資産は1,117億3,400万円（前期末比0.4％増）となりました。主な変動として、現金及び預金が11億9,700万円減少、受取手形、売掛金及び契約資産が12億300万円減少、有形固定資産が8億9,200万円増加しました。負債は651億7,000万円（前期末比3.5％増）となり、短期借入金が35億2,800万円増加、長期借入金が27億5,400万円減少しました。純資産は465億6,400万円（前期末比3.6％減）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは60億6,200万円の収入（前年同期比19.2％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは56億7,700万円の支出（前年同期比12.3％増）となり、主に有形固定資産の取得による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは15億7,100万円の支出（前年同期比41.9％減）となり、短期借入金の増加などが影響しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高1,600億円（前期比2.0％増）、営業利益50億円（前期比37.9％減）、経常利益45億円（前期比38.3％減）、親会社株主に帰属する当期純利益0円と下方修正されました。中国市場の低迷や原材料価格の高騰、人件費の上昇などが影響し、利益面で厳しい見通しとなっています。
株主還元
当第3四半期末の配当金については記載がありませんが、2025年3月期の年間配当予想は28円00銭となっています。これは前期の26円50銭から1円50銭の増配となります。
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