2025年２月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社マーキュリーの2025年2月期第3四半期累計期間は、売上高13.78億円（前年同期比27.3％増）、営業利益2.16億円（同673.1％増）と大幅な増収増益を達成しました。主力のプラットフォーム事業が好調で、仲介事業での大型案件も寄与し、通期業績予想も上方修正されています。一方で、自己資本比率の低下や無配当の継続には注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社マーキュリーは、不動産マーケティングソリューション事業の単一セグメントで事業を展開しています。主な事業として、新築マンション事業者向けのSaaS型マンションサマリサービスを提供しており、プラットフォーム事業、デジタルマーケティング事業、その他事業（システム開発等）を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期累計期間の経営成績は、売上高13.78億円（前年同期比27.3％増）、営業利益2.16億円（同673.1％増）、経常利益2.09億円（同591.8％増）、四半期純利益1.18億円（同513.3％増）と大幅な増収増益となりました。特に仲介事業での大型ショット収益の計上が業績向上に寄与しています。プラットフォーム事業の売上高は9.86億円（前年同期7.01億円）と40.6％増加し、全体の71.6％を占める主力事業となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は12.44億円（前期末比30.8％増）となりました。主な変動として、流動資産が3.45億円増加し10.24億円となった一方、固定資産は5,200万円減少し2.2億円となりました。負債合計は4.03億円（前期末比114.7％増）、純資産は8.41億円（前期末比10.1％増）となりました。自己資本比率は66.9％と前期末の79.9％から13ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は4.93億円（前期末比10.8％増）となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益2.09億円の計上や減価償却費6,700万円などにより改善したと推測されます。投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出があったと考えられます。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得4,500万円や短期借入金の返済2,500万円などにより減少したと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年2月期の通期業績予想が上方修正されました。売上高17.55億円（前期比22.1％増）、営業利益1.44億円（同153.4％増）、経常利益1.44億円（同143.7％増）、当期純利益7,900万円（同63.3％増）を見込んでいます。第3四半期までの好調な業績を反映し、特に利益面での大幅な成長が予想されています。
株主還元
配当に関しては、前期、当期ともに無配当となっています。2025年2月期の期末配当予想も0円となっており、現時点では配当の実施は予定されていません。
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