2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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ケミプロ化成の第3四半期累計期間は、売上高が8.1%増の74.12億円と増収となりましたが、原材料高騰の影響で営業利益は14.8%減の3.23億円となりました。一方で生産休止費用の減少により経常利益は33.2%増の1.43億円、四半期純利益は3.9%増の9,600万円と増益を確保しています。通期予想に対する進捗率は70%前後で推移しており、今後の原材料価格や需要動向が業績に影響を与える可能性があります。
主な事業セグメント
ケミプロ化成株式会社の主な事業セグメントは、化学品事業とホーム産業事業です。化学品事業では紫外線吸収剤、写真薬中間体、製紙用薬剤、酸化防止剤、電子材料、受託製造製品を扱っています。ホーム産業事業では木材保存薬剤などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の売上高は前年同期比8.1%増の74.12億円となりました。化学品事業が9.0%増の66.62億円、ホーム産業事業が0.7%増の7.49億円と両セグメントで増収となりました。一方、営業利益は原材料高騰などの影響により14.8%減の3.23億円となりました。経常利益は生産休止費用の減少により33.2%増の1.43億円、四半期純利益は3.9%増の9,600万円となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.7%減の134.76億円となりました。流動資産は1.4%減の82.61億円、固定資産は2.3%減の52.15億円です。負債は3.5%減の87.18億円となり、純資産は1.7%増の47.57億円となりました。自己資本比率は34.1%から35.3%に改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比3.98億円増加し22.81億円となっています。短期借入金は2.61億円減少、長期借入金は5,900万円増加しています。設備投資などの詳細は不明ですが、営業活動によるキャッシュ・フローは改善していると推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期業績予想は据え置かれ、売上高98億円（前期比6.1%増）、営業利益4.8億円（同0.5%減）、経常利益2億円（同50.5%増）、当期純利益1.4億円（同11.0%増）を見込んでいます。第3四半期累計期間の進捗率は売上高75.6%、営業利益67.4%、経常利益71.9%、四半期純利益69.1%となっています。
株主還元
前期の年間配当金は1株当たり3円でした。当期の配当予想は1株当たり3.5円と0.5円の増配が予定されています。
注意事項
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