2025年12月期（第66期）第1四半期 決算短信の要約
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株式会社ミルボンの2025年12月期第1四半期決算は、売上高111億8,000万円（前年同期比2.8%減）、営業利益7億1,200万円（同46.7%減）と減収減益となりました。国内外での販売減少や経費増加が影響しましたが、通期では増収増益を予想しており、今後の業績回復が注目されます。自己資本比率は86.1%と高水準を維持しています。
主な事業セグメント
株式会社ミルボンは、美容室向けのヘアケア製品、染毛剤、パーマネントウェーブ用剤、化粧品などを製造・販売する化粧品メーカーです。国内外で事業を展開しており、特にヘアケア製品と染毛剤が主力事業となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期の連結売上高は111億8,000万円（前年同期比2.8%減）、営業利益は7億1,200万円（同46.7%減）、経常利益は6億2,500万円（同55.0%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億6,200万円（同52.5%減）となりました。国内ではヘアケア製品が堅調に推移しましたが、染毛剤の販売数量減少や化粧品売上の減少が影響しました。海外では韓国での一時的な販売影響や円高の影響を受け減収となりました。利益面では減収に加え、人件費や物流費の増加により販管費が増加し減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比43億円減の545億9,800万円となりました。流動資産は42億3,600万円減少し、固定資産は6,400万円減少しました。負債は24億6,700万円減少し、純資産は18億3,200万円減少しました。自己資本比率は82.9%から86.1%に上昇しました。主な変動要因として、現金及び預金の36億9,500万円減少、受取手形及び売掛金の14億1,900万円減少、未払金の17億1,500万円減少、未払法人税等の9億9,700万円減少が挙げられます。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が36億9,500万円減少しています。これは主に、未払金の17億1,500万円減少や未払法人税等の9億9,700万円減少などの支出増加によるものと考えられます。一方で、減価償却費は5億6,700万円計上されており、営業活動によるキャッシュ・フローにプラスの影響を与えています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高542億5,000万円（前期比5.7%増）、営業利益70億円（同2.3%増）、経常利益70億円（同0.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益52億円（同3.6%増）を見込んでいます。第1四半期の実績は減収減益となりましたが、通期では増収増益を予想しており、今後の業績回復に期待がかかります。
株主還元
2025年12月期の配当予想は、中間配当40円、期末配当48円の年間88円を予定しています。これは前期と同額の配当維持となります。
注意事項
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