2024年12月期（第65期）決算短信の要約
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ミルボンの2024年12月期決算は、国内外での堅調な販売と収益性の改善により、増収増益となりました。売上高513億1,600万円（前年同期比7.4%増）、営業利益68億3,900万円（同23.8%増）を達成し、特に海外事業の成長が目立ちます。次期も成長を見込んでおり、国内外での戦略的な取り組みを強化する方針です。財務基盤は引き続き安定しており、株主還元も継続的に実施されています。
主な事業セグメント
ミルボンは化粧品の製造、販売を行う企業です。主な製品はヘアケア用剤、染毛剤、パーマネントウェーブ用剤などです。国内外で事業を展開しており、特に海外では韓国市場が成長を牽引しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は513億1,600万円（前年同期比7.4%増）となりました。国内では高付加価値ブランドが堅調に推移し、海外では韓国市場が高成長を維持しました。利益面では、前年の在庫評価損の反動や販管費のコントロールにより、営業利益は68億3,900万円（同23.8%増）、経常利益は69億6,800万円（同24.7%増）、親会社株主に帰属する当期純利益は50億1,700万円（同25.4%増）と大幅な増益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比10.3%増の588億9,900万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金の24億9,200万円増、受取手形及び売掛金の6億9,200万円増、商品及び製品の8億7,600万円増です。負債は前期末比33.8%増の100億8,100万円、純資産は前期末比6.3%増の488億1,700万円となりました。自己資本比率は82.9%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは76億2,500万円の収入となり、前期比60.0%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは25億3,100万円の支出で、前期比18.6%減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは28億6,200万円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比22.0%増の137億7,800万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高542億5,000万円（当期比5.7%増）、営業利益70億円（同2.3%増）、経常利益70億円（同0.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益52億円（同3.6%増）を見込んでいます。国内では美容室の新しいあり方を目指す「ビューティプラットフォーム構想」の実現に向けた取り組みを強化し、海外では米国、EU、韓国を重点エリアとして活動を強化する計画です。
株主還元
当期の年間配当金は前期と同額の1株当たり88円（中間配当40円、期末配当48円）を予定しています。次期の年間配当金も当期と同額の1株当たり88円を予定しています。配当性向は当期57.1%、次期予想55.1%となっています。
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