2026年２月期 第１四半期決算短信の要約
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久光製薬の2026年2月期第1四半期は、売上高346億6,500万円(前年同期比3.2％減)、営業利益33億6,400万円(同18.9％減)と減収減益となりました。国内事業が薬価改定の影響を受ける一方、海外医療用医薬品事業は成長しています。通期予想は据え置かれ、増配と自己株式取得による株主還元強化を決定しました。
主な事業セグメント
久光製薬株式会社は、医薬品の創製・育薬・製造・販売を主な事業としています。国内外で医療用医薬品事業と一般用医薬品事業を展開しており、特に経皮吸収型製剤技術を活かした製品開発に注力しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2026年2月期第1四半期の連結業績は、売上高が346億6,500万円(前年同期比3.2％減)、営業利益が33億6,400万円(同18.9％減)、経常利益が37億8,000万円(同32.0％減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が25億6,400万円(同46.4％減)となりました。国内医療用医薬品事業は薬価改定の影響を受け減収、海外医療用医薬品事業は米国を中心に増収となりました。一般用医薬品事業は国内外ともに減収となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比2.4％減の3,349億3,400万円となりました。主な変動は現金及び預金の104億1,000万円減少、商品及び製品の20億9,200万円増加です。負債は前期末比2.6％減の620億100万円、純資産は前期末比2.3％減の2,729億3,300万円となりました。自己資本比率は80.6％と前期末から変動ありませんでした。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の13億7,600万円から16億5,300万円に増加しています。のれんの償却額は3,700万円で前年同期と同額です。現金及び預金の減少が104億1,000万円あり、キャッシュ・フローの状況に変化が見られます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の通期連結業績予想は、売上高1,650億円(前期比5.8％増)、営業利益200億円(同5.8％増)、経常利益243億円(同1.2％増)、親会社株主に帰属する当期純利益220億円(同1.1％増)を見込んでいます。第1四半期の実績を踏まえても、前回発表時(2025年4月10日)の予想から変更はありません。
株主還元
2026年2月期の年間配当金は、前期比30円増配の1株当たり120円(中間60円、期末60円)を予定しています。これには、モーラステープ発売30周年を記念した30円の記念配当が含まれています。また、2025年7月10日の取締役会で、最大300万株・150億円の自己株式取得を決議し、取得した全株式を消却する予定です。
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