自社株買いや増配を求める意見には私も理解できる部分があります。
ただ、もう少し根本的に考えると、これだけIT業界の変化が激しい中で「資金が余っている」という状況自体についても考える必要があるのではないでしょうか。
現在、特にAIを起点としてIT業界の競争環境は大きく変化しており、多くの企業が研究開発、新サービス、新規事業、M&A、人材獲得などに積極的に資金を振り向けています。短期的な利益を多少犠牲にしてでも、将来の競争力を確保しようとしている企業も少なくありません。
そう考えると、アバントに潤沢な資金があり、それを使い切れずにいるのであれば、単に「財務体質が良い」と評価するだけではなく、「将来の成長につながる有力な投資機会を十分に見つけられていないのではないか」という見方もできると思います。
もちろん、有望な投資先がないのであれば、無理に投資するより自社株買いや増配で株主に還元する方が合理的です。
ただ個人的には、今のアバントに必要なのは株価対策そのもの以上に、「この資金を使って今後どの市場で、どのように成長するのか」という明確な成長戦略を示すことではないかと思っています。
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