2025年６月期 第２四半期（中間期）決算短信の要約
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株式会社オカムラ食品工業の2025年6月期中間決算は、売上高170.84億円(前年同期比11.2%増)、営業利益16.92億円(同34.8%増)と増収増益となりました。特に海外卸売事業が好調で、東南アジアでの日本食需要拡大を背景に売上高が30.2%増加しています。国内養殖量の拡大と海外卸売事業の成長が順調に進んでおり、通期でも増収増益を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社オカムラ食品工業の主な事業セグメントは、養殖事業、国内加工事業、海外加工事業、海外卸売事業です。養殖事業では冷凍魚の販売、国内加工事業ではいくら・筋子の加工、海外加工事業ではサーモン加工、海外卸売事業では東南アジアでの日本食材卸売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の売上高は170.84億円(前年同期比111.2%)、営業利益は16.92億円(同134.8%)、経常利益は16.34億円(同123.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益は11.14億円(同124.5%)と増収増益となりました。特に海外卸売事業が好調で、売上高53.85億円(同130.2%)、セグメント利益2.67億円(同218.9%)と大きく伸長しています。国内養殖量の拡大と海外卸売事業の拡大が成長のKPIとなっており、順調に推移しています。
貸借対照表の変化
総資産は447.97億円(前期末比14.4%増)となりました。主な増加要因は、運転資金の借入による現金及び預金の増加(18.4億円増)、原材料及び貯蔵品の増加(17.03億円増)、養殖魚の生育進捗による仕掛品の増加(31.32億円増)です。負債は294.73億円(同17.8%増)となり、主に短期借入金が42.89億円増加しました。純資産は153.23億円(同8.3%増)となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な数値は記載されていませんが、運転資金として短期借入金が42.89億円増加しており、国内加工事業における魚卵の仕入に向けた資金調達が行われたことがわかります。また、養殖事業用設備への投資により機械装置及び運搬具が2.42億円増加しており、設備投資も行われています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期の通期連結業績予想は、売上高361.19億円(前期比10.6%増)、営業利益32.12億円(同26.1%増)、経常利益29.49億円(同0.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益20.93億円(同6.4%増)を見込んでいます。中間期の実績を踏まえても、現時点で業績予想の変更はありません。
株主還元
2025年6月期の配当金は、第2四半期末に19円(株式分割前)、期末に9.5円(株式分割後)を予定しています。2025年1月1日付で1株につき2株の株式分割を実施するため、分割前換算では年間配当金合計38円となり、前期の34円から増配の予定です。
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