2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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昭和産業株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、売上高2,556.69億円(前年同期比3.7%減)、営業利益97.45億円(同13.9%減)と減収減益となりました。食品事業、飼料事業ともに減収となる中、コスト上昇の影響を受けましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は103.97億円(同0.3%増)と微増を確保しました。通期予想は減収減益を見込んでいますが、年間配当は20円増配の100円を予定しています。
主な事業セグメント
昭和産業株式会社の主な事業セグメントは、食品事業と飼料事業です。食品事業では製粉、製油、糖質などの製造・販売を行い、飼料事業では配合飼料の製造・販売や鶏卵の生産・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が2,556.69億円(前年同期比3.7%減)、営業利益が97.45億円(同13.9%減)、経常利益が120.46億円(同14.8%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は103.97億円(同0.3%増)でした。食品事業の売上高は2,099.22億円(同3.3%減)、飼料事業は421.83億円(同6.3%減)となりました。インバウンド需要増加による外食需要回復がありましたが、物流コストや資材価格の上昇が続きました。
貸借対照表の変化
総資産は2,626.29億円(前期末比0.1%増)となりました。主な増加要因は投資有価証券が37.57億円増加したことです。負債は1,247.77億円(同3.3%減)となり、主な減少要因は設備関係債務が33.04億円減少したことです。純資産は1,378.51億円(同3.5%増)となりました。自己資本比率は51.1%と前期末から1.7ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は77.29億円(前年同期比3.8%増)、のれんの償却額は1.08億円(同0.0%)となっています。設備投資や財務活動の詳細は不明ですが、現金及び預金は前期末比8.9%減少しており、短期借入金とコマーシャル・ペーパーが増加していることから、運転資金の調達が行われたと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高3,460億円(前期比0.1%減)、営業利益120億円(同8.7%減)、経常利益130億円(同21.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益110億円(同11.0%減)を見込んでいます。第4四半期以降も不安定な国際情勢や為替の動向など、経営環境は不透明な状況が続くと予想されています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり年間配当金予想は100円(前期実績80円)となっています。中間配当40円に加え、期末配当60円を予定しており、前期比20円の増配が見込まれています。配当予想の修正に関する詳細は、2025年2月7日公表の「配当予想の修正（増配）に関するお知らせ」を参照するよう案内されています。
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