2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社朝日工業社の第3四半期決算は、売上高が前年同期比4.9%減少したものの、利益面では大幅な増加を達成しました。特に親会社株主に帰属する四半期純利益は55.2%増と顕著な成長を示しています。通期予想も上方修正され、利益の大幅な伸びが期待されます。また、自己資本比率の改善や増配など、財務体質の強化と株主還元の充実も進んでいます。
主な事業セグメント
株式会社朝日工業社の主な事業セグメントは、設備工事事業と機器製造販売事業です。設備工事事業は建設投資関連、機器製造販売事業は半導体・FPD製造装置向け製品などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は626.76億円(前年同期比4.9%減)となりました。一方、営業利益は40.48億円(同40.6%増)、経常利益は44.28億円(同38.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は33.24億円(同55.2%増)と大幅に増加しています。設備工事事業の工事採算改善や機器製造販売事業の売上増加が利益増加に寄与しました。
貸借対照表の変化
総資産は666.37億円(前期末比20.7%減)となりました。主な減少は現金預金88.05億円、受取手形・完成工事未収入金等96.27億円です。負債は270.6億円(同40.2%減)、純資産は395.77億円(同2.1%増)となりました。自己資本比率は59.4%(前期末46.1%)と13.3ポイント改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、現金預金が前期末比88.05億円減少しています。これは主に売上債権の回収や仕入債務の支払い、法人税等の支払いなどによるものと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高900億円(前期比1.8%減)、営業利益64億円(同40.1%増)、経常利益67億円(同36.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益55億円(同48.2%増)に上方修正されました。利益面での大幅な成長が見込まれています。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は、1株当たり110円(前期比10円増配)に修正されました。内訳は、中間配当25円、期末配当85円(普通配当25円、特別配当40円、創立100周年記念配当20円)となっています。
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