信用銘柄なら、信用倍率が高くても、それだけで過度に心配する必要はありません。ただし、信用倍率を無視してよいわけでもありません。
特に大切なのは、信用倍率の数字そのものよりも、その銘柄の信用買い残がどの程度積み上がっているか、そして株価が上昇しているのか下落しているのかという点です。
東証の制度信用取引では、信用銘柄は信用買いができる一方、原則として制度信用での新規売りはできません。貸借銘柄は信用買い・信用売りの両方が可能です。
そのため、信用銘柄では信用売り残が少なくなりやすく、信用倍率が極端に高くなることがあります。
信用銘柄で信用倍率が高い場合は、次の3点を優先して見るとよいです。
① 信用買い残の増減: 買い残が毎週増え続けているなら注意。反対に、株価が上がりながら買い残が減っているなら、需給が改善している可能性があります。
② 出来高に対する買い残: 普段の出来高に比べて買い残が多すぎないかを確認します。買い残が大きいほど、将来の返済売りが重荷になる可能性があります。
③ 株価のトレンド: 信用倍率が高くても、業績や材料を背景に株価が上昇し、出来高も増えているなら、買い需要が信用買いの売り圧力を吸収している可能性があります。
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