＜米国株情報＞Ｊ＆Ｊ、ベビーパウダー集団訴訟で１兆円超の和解案を提示

　日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン＜ＪＮＪ＞は１日、自社製「ベビーパウダー」による健康被害をめぐる集団訴訟で、原告団に今後２５年間で６４億７５００万ドル（約１兆円）の和解金を支払う案を提示した。

　当初は症状が重い中皮腫（しゅ）がん患者を含めて８９億ドルを支払うとしていたが、２４年１月時点で中皮腫がん被害者の９５％と和解したため、減額された。今回の提案は今後３カ月のあいだに卵巣がん被害者の７５％から支持を得る必要があるが、これが承認されれば関連訴訟の９９．７５％が解決されると予想している。

　Ｊ＆Ｊのベビーパウダーをめぐっては、消費者から同製品に含まれる微量のホワイトアスベストによりがんを発症したとして、２０年１１月現在で２万１８００件超の損害賠償訴訟を提起されている。

＜関連銘柄＞
　ＮＡＳＤ投信 <1545> 、ＮＹダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
　ＳＰＤ５００ <1557> 、ＮＹダウ <1679> 、ＮＹダウブル <2040> 、
　ＮＹダウベア <2041>

提供：ウエルスアドバイザー社