<米国株情報>パラマウント、スカイダンスとの合併に反対するバキシュCEOを解任

4/30 10:13 配信

ウエルスアドバイザー

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 メディア大手パラマウント・グローバル<PARA>は29日、CEO(最高経営責任者)のボブ・バキシュ氏を解任した。パラマウントはオーナーであるレッドストーン家が映画制作大手スカイダンス・メディアへの資産売却で交渉しているが、バキシュ氏はスカイダンスとの合併交渉に反対を示しており、同氏の解任は時間の問題とみられていた。声明文によれば、バキシュ氏は取締役会からも退いたという。

 今後、パラマウントはCBS放送<CBS>ジョージ・チークス社長兼CEO、パラマウント・メディア・ネットワークスのクリス・マッカーシー社長兼CEO、パラマウント・ピクチャーズのブライアン・ロビンス社長兼CEOの3人による合議制で会社を運営する新体制に移行するとしている。

 パラマウントは故サムナー・レッドストーン氏が創業したナショナル・アミューズメンツが筆頭株主で、現在のナショナル・アミューズメンツはサムナー氏の娘であるシャリ・レッドストーン氏が代表を務める。

 スカイダンスとの合併ではパラマウントが新株を発行する計画で、パラマウントのほかの大株主は1株当たり利益が希薄化するとして反対している。このことから、レッドストーン氏は、少数株主に対し、株主総会で合併支持を呼び掛ける準備を着々と進めており、合併には少数株式の多数化工作がカギを握っているとみられている。

 他方、マーケットウォッチによると、プライベートエクイティファンド大手アポロ・グローバル・マネジメント<APO>は29日、スカイダンスに対抗するため、パラマウントの買収を目指し、総額260億ドル(承継債務120億ドル含む)の買収額を再度、提示した。アポロ・グローバルは一度買収を拒否されたが、その後、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントと連合を結成する方向で協議を開始したと報じられていた。

<関連銘柄>
 NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547>
 SPD500 <1557> 、NYダウ <1679> 、NYダウブル <2040>
 NYダウベア <2041>

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:4/30(火) 10:13

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