＜米国株情報＞アルファベット、第３四半期は売上高１０００億ドル突破―時間外で急伸

　インターネット検索大手グーグルの持株会社アルファベット＜ＧＯＯＧＬ＞が２９日引け後に発表した２５年１２月期第３四半期（７－９月）決算は、売上高が前年同期比１６％増の１０２３億４６００万ドル、純利益が同３３％増の３４９億７９００万ドル、希薄化後１株当たり利益（ＥＰＳ）は同３５．３％増の２．８７ドルとなり、売上高、同ＥＰＳともに市場予想を上回った。同社にとって四半期ベースで売上高が１０００億ドルを突破するのは初めて。

　売上の大半を占める広告収入部門が同１２．６％増の７４１億８２００万ドルで、このうちインターネット検索大手グーグルの検索事業は同１４．５％増の５６５億６７００万ドル、ユーチューブ事業は同１５％増の１０２億６１００万ドルと好調だった。クラウド事業も同３３．５％増の１５１億５７００万ドルと急増した。クラウドの好調な業績は企業向けサブスクリプションを含むＡＩサービスによる。

　対照的に、完全自動運転車を開発しているウェイモを含むアザー・ベッツ部門は同１１．３％減の３億４４００万ドルで、営業赤字も拡大した。

　設備投資額の見通しについて、２５年は９１０億－９３０億ドルと予想、従来見通し（約８５０億ドル）を引き上げた。大半はデータセンターインフラに充当される。

　２９日の株価は日中取引で５２週高値を更新し、前日比２．６５％高の２７４．５７ドルと反発して取引を終了。その後の時間外取引でも一段高となり、日中終値に対して７％超上昇する場面もあった。

＜関連銘柄＞
　ＮＡＳＤ投信 <1545> 、ＮＹダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
　ＳＰＤ５００ <1557> 、ＮＹダウ <1679> 、ＮＹダウブル <2040> 、
　ＮＹダウベア <2041>

提供：ウエルスアドバイザー社