<米国株情報>UPSは3カ月ぶりに一時100ドル台回復、売上高見通しが市場予想上回る

10/29 10:21 配信

ウエルスアドバイザー

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 物流大手ユナイテッド・パーセル・サービス<UPS>が28日、前日比で一時13%近く高い100.57ドルと大幅に3営業日続伸し、7月28日以来3カ月ぶりに100ドルの大台を回復した。終値は同8.00%高の96.36ドル。

 28日寄り付き前に発表した25年12月期第3四半期(7-9月)の決算は、売上高が前年同期比3.7%減の214億1500万ドル、純利益が同14.8%減の13億1100万ドル、人件費の上昇やリストラ費用など一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)が同1.1%減の1.74ドルと減収減益となったが、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 が、UPSへの貨物輸送量を26年下期までに50%超削減することで合意したことが背景。アマゾン関連の売上はUPS全体の売上高の約12%を占め、その大半が米国内の小包配送。ただ、国際事業全体の取り扱い量増加が国内事業の減少と最近の事業売却の影響を相殺した。

 国内事業の売上高が同2.6%減の142億2000万ドルと振るわなかったが、大口顧客のオンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>の取り扱い縮小で減収はある程度織り込まれていた。対照的に、海外事業の売上高は同5.9%増の46億7300万ドルと好調だった。サプライチェーンソリューション部門は前年の一部事業売却の影響もあり、同22.1%減の25億2200万ドルだった。

 第4四半期(10-12月)の売上高は240億ドルを予想し、市場予想の240億ドル弱を上回った。調整後営業利益率は11.0-11.5%と予想している。

 年内に4万8000人の人員削減を実施したことも明らかにした。当初は約2万人を削減する計画だった。また、リースや自社保有の73カ所の不動産の閉鎖を実施したとしている。

<関連銘柄>
 NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547>
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提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:10/29(水) 10:21

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