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<米国株情報>CVSは3日ぶり急反落、医療費高騰を理由に24年12月期の見通しを下方修正

5/2 10:13 配信

ウエルスアドバイザー

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 ドラッグストアチェーン大手シーブイエス・ヘルス<CVS>は1日、前日比20%超安の54.00ドルと3営業日ぶりに急反落し、20年3月以来の安値を付けた。終値は同16.84%安の56.31ドル。

 1日寄り付き前に24年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表。売上高は前年同期比3.7%増の884億3700万ドル、純利益は同48%減の11億2400万ドル、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同40%減の1.31ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を下回った。

 売上高は同3.7%増の884億3700万ドルとなり、これも市場予想(892億1000万ー893億3000万ドル)を下回った。このうち、主力の薬局サービスなどのファーマシー・アンド・コンシューマーウェルネス(小売薬局)事業は同3%増の287億2500万ドルとなったが、市場予想(295億ドル)を下回った。

 民間版メディケア(高齢者・障がい者向け医療保険)の利用者が増えたことでヘルスケア・ベネフィット(健康保険)事業は成長したものの、メディケアの医療費が高騰したことが利益を圧迫。企業買収のための借入金の利息払いも増えた。

 医療費高騰は深刻な問題となっており、当期の調整後営業利益は前年比32%減の29億5700万ドルと急減した。特にヘルスケア・ベネフィット事業部門の営業利益は同60%減の7億3200万ドルと半分以下に減少した。利用者が増えれば医療コストが増加するため、打撃が大きい。同社の利用者数は3月末時点で前年比24%増の420万5000人。政府は25年の拠出額を減額する方針をすでに発表している。

 24年12月期については、調整後EPSを従来予想の8.3ドルから7ドルに下方修正した。キャッシュフローも120億ドルから105億ドルに引き下げている。いずれも医療費高騰が理由。

<関連銘柄>
 NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547>
 SPD500 <1557> 、NYダウ <1679> 、NYダウブル <2040>
 NYダウベア <2041>

提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー

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最終更新:5/2(木) 10:13

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