前場コメント No.5 バリオセキュア、チヨダ、INPEX、三井不、サイゼリヤ、ワッツ

4/11 11:30 配信

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現在値
INPEX2,351-41.50
石油資源開6,630-60
バリオS674+1
富士石油457-25
チヨダ879-3

★9:08  バリオセキュア-売り気配 今期営業益7%減見込む 前期は10%減
 バリオセキュア<4494>が売り気配。同社は10日に、25.2期通期の営業利益予想(IFRS)は4.9億円(前期比6.9%減)と発表した。

 増収を見込んでいるものの、主に新規サービス企画、営業部門強化のための新規採用コストと人件費、新規販路開拓のためのマーケティングコストなどの事業投資を見込んでいることから、減益予想としている。

 24.2期通期の営業利益は5.2億円(前の期比10.4%減)だった。ワンショットの収益モデルであるインテグレーションサービスの売上収益が、統合セキュリティ機器(UTM)の販売低迷により、前年を下回ったことなどが響いた。

★9:09  チヨダ-急騰 前期営業益を上方修正 靴事業が堅調
 チヨダ<8185>が急騰。同社は10日、24.2期の連結純損益予想を従来の7.0億円から10.7億円(前の期は22.3億円の赤字)に上方修正すると発表した。

 靴事業において、売上高が計画を上回ったほか、子会社を通じて仕入れたPB商品の販売が好調に推移した。また、不採算店舗の閉鎖、人事効率の改善などにも取り組み、管理費を削減したことも寄与した。

★9:12  INPEX-新高値 原油先物が86ドル台に上昇 中東情勢悪化が懸念
 INPEX<1605>が新高値。原油価格の上昇が材料視されている。

 10日のニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに反発。WTI原油先物は5月限の終値が前営業日比0.98ドル高の1バレル=86.21ドルとなった。米エネルギー省(EIA)週間石油在庫を受けて一時マイナス圏に沈んだものの、「イランまたはその代理機関によるイスラエルへのミサイル攻撃が差し迫っている」との一部報道を受け、中東情勢の緊張の高まりが再燃。再びプラスに転じた。

 原油価格の上昇を受け、国内の関連銘柄も買われている。石油資源開発<1662>、富士石油<5017>なども高い。

★9:13  三井不動産-続落 米CPI予想上振れで金利上昇を嫌気 不動産セクターに売り
 三井不動産<8801>が続落。10日に発表された3月の米CPIが市場予想を上振れたことが材料。インフレ長期化への懸念から米長期金利は上昇。為替はドル円が一時153円台まで上昇する場面があった。

 これらの動きを受けて、同社など不動産関連に売りが出ている。三菱地所<8802>も安い。9時05分時点で不動産セクターは業種別下落率トップとなっている。

★9:15  サイゼリヤ-野村が目標株価引き上げ 国内外における増収と生産性改善で営業増益は続く
サイゼリヤ<7581>が急落。野村証券では、日本の粗利率改善は課題だが国内外における増収と生産性改善で営業増益は続くと指摘。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は6300円→7400円に引き上げた。

 4月10日に発表された24.8期Q2(12~2月)決算を踏まえ業績予想を更新。国内外サイゼリヤにおける店舗オペレーションの効率化で販管費の上昇率は抑えられ、営業利益が野村予想を上回った点を評価している。一方、株価は決算直前に上昇していたことから順調な業績着地は一定程度織り込まれていたと野村では考えている。また、継続して国内サイゼリヤの粗利率回復が遅れている他、海外サイゼリヤの売上高が野村予想に届かなかった点を考慮し、第一印象はインラインとした。


★9:15  ワッツ-4日ぶり反落 上期累計営業益3倍 売上総利益率の上昇が寄与
 ワッツ<2735>が4日ぶり反落。同社は10日、24.8期2Q累計(9-2月)の連結営業利益は7.4億円(前年同期比2.7倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は70.8%。
 
 雑貨売上高構成比率および100円以外の商品の売上高比率上昇を図る施策などにより、売上総利益率が計画を上回ったことが寄与した。

 なお、同社は3月28日に上期および業績予想の上方修正を発表しており、株価も先んじて上昇していたことから、きょうは材料出尽くしにより、売りが優勢となっている。

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最終更新:4/11(木) 11:30

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