東京株式(大引け)=594円安、利益確定売りかさみ配当落ちも下げを助長

3/28 15:48 配信

みんかぶ

(写真:みんなの株式)

現在値
ディスコ46,010-1,070.00
ソシオネク4,307+313
ソニーG12,770+10
アドテスト5,389+47
東エレク34,230+630.00

 28日の東京株式市場は幅広い銘柄に売りがかさみ、日経平均株価は大幅安。配当権利落ちに伴う下げ圧力も全体指数の下げに反映された。

 大引けの日経平均株価は前営業日比594円66銭安の4万168円07銭と急反落。プライム市場の売買高概算は19億8744万株、売買代金概算は4兆9134億円。値上がり銘柄数は224、対して値下がり銘柄数は1362、変わらずは24銘柄だった。

 きょうの東京市場は利益確定の動きが一気に強まった。前日の欧州株市場がほぼ全面高様相で独DAXは7連騰で最高値更新が続いたほか、米国ではNYダウが500ドル近い上昇をみせ、S&P500指数が最高値を更新するなどリスクオンの流れにあったが、東京市場はこれを引き継ぐことができなかった。配当落ち分として日経平均には約264円の下押し圧力がかかったが、それ以上に全体相場は売り優勢の地合いだったといえる。機関投資家のリバランス売りが観測されるなか見送りムードが強まり、政府・日銀の為替介入思惑からドル高・円安基調に歯止めがかかったことも輸出セクター中心に買いが手控えられる要因となった。値下がり銘柄数は1300を上回り全体の82%の銘柄が値を下げ、業種別では33業種中、鉱業を除く32業種が下落した。

 個別では、東京エレクトロン <8035> 、ディスコ <6146> 、アドバンテスト <6857> 、ソシオネクスト <6526> などが軟調、ソニーグループ <6758> も冴えない。トヨタ自動車 <7203> が売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などメガバンクも安い。日本製鉄 <5401> 、日立製作所 <6501> 、武田薬品工業 <4502> なども下落した。北越コーポレーション <3865> がストップ安となり、レイズネクスト <6379> 、アイティメディア <2148> 、東洋建設 <1890> なども大きく売り込まれた。

 半面、レーザーテック <6920> がしっかり、東京電力ホールディングス <9501> が商いを膨らませ上昇した。三菱重工業 <7011> が頑強、住友不動産 <8830> が高く、霞ヶ関キャピタル <3498> も値を上げた。グローバル・リンク・マネジメント <3486> は値上がり率トップに買われ、ロードスターキャピタル <3482> 、グッドコムアセット <3475> なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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最終更新:3/28(木) 15:48

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