前場コメント No.6　コムシード、ＳＵＢＡＲＵ、ヨータイ、ラピーヌ、ザッパラス、ソフトバンクＧ

★9:27　 コムシード－ストップ高買い気配　ユーティリティトークン「MUC」が上場
　コムシード<3739>がストップ高買い気配。同社は19日、子会社ＨａｓｈＬｉｎｋとＣｏｍｍＳｅｅｄ Ｋｏｒｅａの合弁プロジェクトにおけるユーティリティトークン「Multi Universe Central（MUC）」が、同日19時30分に暗号資産取引所「Gate.io」へ上場したと発表した。

　MUCは、ゲーム、NFTなど多様なブロックチェーンプロジェクトを擁し、上場前から10万人に迫るホルダー、10万個を超えるオンチェーンデータを有する「MONGz UNIVERSE」経済圏のトークンシステムとしている。

★9:33　 ＳＵＢＡＲＵ－6日ぶり反発　ステレオカメラとAI推論処理を融合するSoC設計で協業
　ＳＵＢＡＲＵ<7270>が6日ぶり反発。同社は19日、ＡＭＤ（米国）と、2030年死亡交通事故ゼロ実現に向け、ステレオカメラの認識処理とAI推論処理を融合し、最適な判断結果を出力可能なSoCの最適化に関する協業を開始すると発表した。
　
　ＡＭＤの「Versal AI Edge Series Gen 2」を採用し、最先端のAI推論性能や超低遅延な演算処理を低コストで実現するため、SoC最適化に向けた回路設計を開始するという。同社が長年培ってきたステレオカメラの認識処理にさらなる性能向上を合わせ、2020年代後半の次世代EyeSightに搭載することをめざすとしている。

★9:34　 ヨータイ－反発　107万株の自己株を消却　割合は5.18％
　ヨータイ<5357>が反発。同社は19日、107万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は4月30日。消却前の発行済株式総数に対する割合は5.18％となる。

★9:36　 ラピーヌ－もみ合い　今期営業赤字縮小見込む　前期は計画下振れ
　ラピーヌ<8143>がもみ合い。同社は19日、25.2期通期の連結営業損益予想を2.2億円の赤字（前期は3.4億円の赤字）にすると発表した。
　
　主力事業であるアパレル・ファッションにおける生活者の価値観の変化、多様化に対応するため、生産方針の見直しを適宜図り、市場に適した価格での供給に取り組むことにより売上の回復、粗利益率の改善を進めるとしている。
　
　24.2期通期の連結営業利益は3.4億円の赤字（前の期は6.5億円の赤字）だった。会社計画の2.5億円の赤字から下振れて着地した。卸売部門が低迷した結果、売上高が減少したことが響いた。

★9:37　 ザッパラス－もみ合い　期末配当予想を減額　5円減配
　ザッパラス<3770>がもみ合い。同社は19日、24.3期の期末配当予想を従来の10円から5円（前の期末は10円）に引き下げると発表した。年間配当予想も同額となる。

　同社は現在、2024年3月12日に開示の通り、株式の取得総額1億5000万円を上限とした自己株式の取得を進めているが、配当予想を開示した際は、自己株式の取得を想定していなかったという。そのため、改めて株主還元に関する検討を行った結果、配当予想を修正に至ったとしている。

★9:38　 ソフトバンクＧ－6日続落　アーム株16.9％安を嫌気
　ソフトバンクグループ<9984>が6日続落。19日の米国市場で同社が出資するアーム・ホールディングスの株価が前日比16.9％安の87.19ドルまで下落したことが材料。

　台湾ＴＳＭＣが半導体業界全体の見通しを下方修正したことをきっかけに、同日の米国市場では半導体株が軒並み下落。アームのほか、エヌビディアは10％安となり、SOX指数は4％超下落した。アーム株の大幅下落を受けて、出資する同社も売られる展開となっている。