後場コメント No.2　三菱自、バンクイノベ、ＣＩＮＣ、明治ＨＤ、イートアンドＨ、ＳＢＩアルヒ

★13:03　 三菱自動車－急騰　ドル円一時149.90円台まで上昇　日銀会合結果受け
　三菱自動車<7211>が急騰。為替市場でドル円が一時149円90銭台まで円安に振れたことが材料視されているようだ。

　日銀金融政策決定会合の結果が公表され、事前報道通り、マイナス金利解除などの内容が発表された。実質的な利上げに相当する内容から円買いの流れとなってもおかしくないが、事前に繰り返し報道されていたほか、今後も緩和的な状況が続くとの見通しから円売りドル買いの流れとなっている。

　株価は円安を好感し、後場上げ幅を拡大している。マツダ<7261>、ＳＵＢＡＲＵ<7270>なども高い。

★13:04　 バンク・オブ・イノベーション－後場急騰　14万株・5億円を上限に自社株買い　割合は3.5％
　バンク・オブ・イノベーション<4393>が後場急騰。同社は19日13時、14万株・5億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月1日～9月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.5％となる。

★13:08　 ＣＩＮＣ－続伸　ビックデータ分析ツールに生成AIを活用した新機能追加
　ＣＩＮＣ<4378>が続伸。同社は19日、コンサルティングサービスの品質・生産性向上を目的として社内で開発・利用しているビッグデータ分析ツールに、生成AIを活用したInstagramの投稿案（テキスト）を生成する機能を追加したと発表した。
　
　同機能では、調査対象のハッシュタグがついている投稿の情報を取得し、特に高い評価を得ている投稿やユーザーの傾向を分析し、投稿案を生成するという。常に最新の情報を取得するため、プラットフォームのアルゴリズムに左右されず、調査時点で評価されやすい投稿案を生成することが可能だとしている。

★13:11　 明治ＨＤ－反発　コロナmRNAワクチンの国内第3相試験で主要評価項目達成
　明治ホールディングス<2269>が反発。同社は19日13時、子会社のＭｅｉｊｉ Ｓｅｉｋａファルマが実施した、次世代mRNAワクチン「コスタイベ筋注用」の新型コロナウイルス起源株およびオミクロンBA.4-5株に対する2価ワクチン「ARCT-2301」の追加免疫国内第3相臨床試験において、主要評価項目を達成したと発表した。

　「ARCT-2301」の既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する非劣性が検証されたほか、副次評価としてオミクロンBA.4-5株および起源株に対する優越性が検証された。また、安全性についても臨床上の大きな懸念は認められなかった。

　今後速やかに厚生労働省や医薬品医療機器総合機構（ＰＭＤＡ）などと協議・相談しながら、必要な薬事手続きを経て2024年度の秋冬接種に向けて新規変異株に対応するワクチンの実用化をめざすとしている。

★13:15　 イートアンドＨＤ－3日ぶり反発　宮崎県都城市における新工場用地の優先交渉権取得
　イートアンドホールディングス<2882>が3日ぶり反発。同社は19日、宮崎県都城市所在の都城インター工業団地桜木地区G区画における優先交渉権を取得したと発表した。
　
　コロナ禍以降続いている需要拡大に対応するため、西日本エリアでの新たな供給拠点として宮崎県都城市に新工場を計画し、同社主力商品である「大阪王将　羽根つき餃子」などの生産体制を強化するとしている。

★13:20　 ＳＢＩアルヒ－後場上げ幅拡大　日銀が報道通りマイナス金利解除　フラット35需要の期待で買いか
　ＳＢＩアルヒ<7198>が後場上げ幅拡大。日銀が12時半過ぎに、金融政策決定会合の結果を公表したことが手掛かり。

　事前の報道通り、日銀は政策金利残高に対する0.1％のマイナス金利を解除。今後は0～0.1％程度で推移するように促すとした。イールド・カーブ・コントロール（YCC）の撤廃なども発表した。

　変動金利型住宅ローンの金利上昇懸念から、同社が取り扱う固定金利型の住宅ローン「フラット35」の需要拡大を期待した買いが入っているようだ。