検索結果 スレッド コメント 最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 株式全般> 鉄火場を楽しく泳ごう会 ② ◆ニパウイルス感染症 … サーモン 2024/10/15 02:01 ② ◆ニパウイルス感染症 主な臨床像: 潜伏期間は4~18日。 患者94名の症例報告によると,主な臨床症状は発熱,頭痛,めまい,嘔吐,間代性痙攣に伴う疼痛などの非特異的なものである。55%の患者には,意識レベル低下や脳幹機能不全症状などが認められ,眼球回頭反射の消失,縮瞳,血圧の上昇や頻脈などがみられた。94名の患者のうち,50名は完全に回復したものの,30名が死亡,14名には神経学的な後遺症が残った。死亡患者における,発症から死亡までは平均日数は10.3日(5~29日)であった。 臨床検査所見: ニパウイルス感染症に特異的検査所見はない。中枢神経系画像診断(CTまたはMRI)上で異常所見が認められる。髄液所見の異常が75%にみられた。 確定診断: ・ウイルス抗原・遺伝子検出による診断 鼻咽喉スワブ、尿、脳脊髄液などからのウイルス分離、RT-PCR法によるウイルス遺伝子の検出を行う。病理学的検査において、ウイルス抗原を検出する(免疫組織化学検査)。 ・ウイルスの抗体検出による診断 検査材料は血清である。検査実施前には,56℃で30分処理の熱非働化処理を要する。スクリーニングとしては、ELISA法によるIgG, IgM抗体検出が一般的であるが、非特異反応が多く認められるため、確定診断にはならない。確定診断には、中和試験を行う必要がある。
最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 株式全般> 鉄火場を楽しく泳ごう会 ② ◆ニパウイルス感染症 … サーモン 2024/10/15 02:01 ② ◆ニパウイルス感染症 主な臨床像: 潜伏期間は4~18日。 患者94名の症例報告によると,主な臨床症状は発熱,頭痛,めまい,嘔吐,間代性痙攣に伴う疼痛などの非特異的なものである。55%の患者には,意識レベル低下や脳幹機能不全症状などが認められ,眼球回頭反射の消失,縮瞳,血圧の上昇や頻脈などがみられた。94名の患者のうち,50名は完全に回復したものの,30名が死亡,14名には神経学的な後遺症が残った。死亡患者における,発症から死亡までは平均日数は10.3日(5~29日)であった。 臨床検査所見: ニパウイルス感染症に特異的検査所見はない。中枢神経系画像診断(CTまたはMRI)上で異常所見が認められる。髄液所見の異常が75%にみられた。 確定診断: ・ウイルス抗原・遺伝子検出による診断 鼻咽喉スワブ、尿、脳脊髄液などからのウイルス分離、RT-PCR法によるウイルス遺伝子の検出を行う。病理学的検査において、ウイルス抗原を検出する(免疫組織化学検査)。 ・ウイルスの抗体検出による診断 検査材料は血清である。検査実施前には,56℃で30分処理の熱非働化処理を要する。スクリーニングとしては、ELISA法によるIgG, IgM抗体検出が一般的であるが、非特異反応が多く認められるため、確定診断にはならない。確定診断には、中和試験を行う必要がある。
② ◆ニパウイルス感染症 …
2024/10/15 02:01
② ◆ニパウイルス感染症 主な臨床像: 潜伏期間は4~18日。 患者94名の症例報告によると,主な臨床症状は発熱,頭痛,めまい,嘔吐,間代性痙攣に伴う疼痛などの非特異的なものである。55%の患者には,意識レベル低下や脳幹機能不全症状などが認められ,眼球回頭反射の消失,縮瞳,血圧の上昇や頻脈などがみられた。94名の患者のうち,50名は完全に回復したものの,30名が死亡,14名には神経学的な後遺症が残った。死亡患者における,発症から死亡までは平均日数は10.3日(5~29日)であった。 臨床検査所見: ニパウイルス感染症に特異的検査所見はない。中枢神経系画像診断(CTまたはMRI)上で異常所見が認められる。髄液所見の異常が75%にみられた。 確定診断: ・ウイルス抗原・遺伝子検出による診断 鼻咽喉スワブ、尿、脳脊髄液などからのウイルス分離、RT-PCR法によるウイルス遺伝子の検出を行う。病理学的検査において、ウイルス抗原を検出する(免疫組織化学検査)。 ・ウイルスの抗体検出による診断 検査材料は血清である。検査実施前には,56℃で30分処理の熱非働化処理を要する。スクリーニングとしては、ELISA法によるIgG, IgM抗体検出が一般的であるが、非特異反応が多く認められるため、確定診断にはならない。確定診断には、中和試験を行う必要がある。