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【今日のポイント】 昨日のトルコリラ円はNY序盤に4.81円まで売られるも、終盤は4.80円台で下値を切り上げました。弱含んだ場面では、5月米消費者物価指数(CPI)の予想比下振れを受けてドル円が下落した影響を受けました。しかしながら、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの金利見通しにおいて、年末までの中心値が上方に修正されるとドル円は反発。リラ円も追随し、NY引け水準は3日連続の4.85円付近となりました。 本日のリラ円もドル円次第というところは変わりませんが、先週後半から下値を固めており、再び上サイドが意識されつつあるように感じます。 昨日は日足一目均衡表・転換線や基準線が位置する4.81円で踏みとどまりました。その下に控える一目・雲の上限や90日移動平均線なども、目先の支持水準として暫く働きそうです。21日移動平均線が4.85円と僅かながら水準を切り上げており、こちらもテクニカル的にはリラ支援材料でしょう。 なおシムシェキ・トルコ財務相のXによれば、同財務相は世界銀行(世銀)総裁と会談したもようです。そこで、インフラやエネルギー転換、中小企業支援や雇用など多くの分野での協力について話し合われました。シムシェキ氏は、同氏がリードするトルコの経済プログラムに対し、世銀から信頼を得ていることを強調。実際に世界銀行は最近、トルコへの融資を350億ドルに倍増させています。 しかしながら世銀とトルコの関係が近づいたことに対して、プーチン露大統領は快く思っていません。世銀は国連機関の専門機関の一つで、180カ国以上で共同運営されています。本部は米ワシントンに置かれていることから、西側主導との見方もあるようです。 モスクワでフィダン・トルコ外相と会談したプーチン氏は、トルコが西側の金融機関からの融資や投資に重点を置いていることに言及。もしロシアとの貿易・経済関係の制限に関係するようであれば、「トルコ経済は得るものよりも失うものの方が大きくなる」と警告しました。 トルコはエネルギー供給をロシアに頼るところが大きく、またロシアからの観光客も重要な外貨獲得手段です。今後、トルコがどのようにバランスを取るのかが注目されます。
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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.85円を挟み上下する展開が続きました。ドル円が底堅かったこともあり、引け水準は21日移動平均線・4.84円を僅かに上回りました。一方、ドルリラは32.36リラ後半のリラ安水準で1日を終えています。 金融市場の目は米国の金融イベントに向いています。本日ニューヨーク序盤に5月米消費者物価指数(CPI)、NY午後には米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されています。それらを受けて上下するであろう米長期金利にドル円は影響されることが予想され、リラ円も追随が想定されます。 今回のFOMCでは、四半期に一度のドットチャート(各メンバーの経済・金利見通し)が発表されます。年末の政策金利予測の中心値について、「インフレのしつこさを背景に前回から引き上げられる」という見方が市場では多いようです。注意したいのは、FOMC委員が各自の予想を提出するまでにCPIの内容を考慮する時間があるということ。指標結果の上下振れはドットチャートへの市場の思惑に変化を与えるかもしれません。 なお昨日は、ロシアを訪れているフィダン・トルコ外相がプーチン露大統領と会談しました。トルコメディアによれば、プーチン氏はロシアとウクライナの紛争解決に貢献したいというトルコの意欲に感謝し、またBRICSグループに対するトルコの関心を歓迎したと報じられています。今後の注目点は、BRICS加盟についてトルコがどの程度まで本気なのかということでしょう。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を目先の上値めど、6・7日安値4.79円を目先の下値めどと想定します。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 4.84円-4.86円
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【朝鮮労働党】 今週のトルコリラ円は、まずは本日発表される複数のトルコ経済指標を確認。その後は、日米金利の先行きに対する思惑で上下するであろうドル円の動きに追随する展開が想定されます。米国では12日に5月消費者物価指数(CPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表され、14日には日銀金融政策決定会合の結果が明らかにされます。 本日の欧州序盤には、トルコ4月の経常収支や鉱工業生産そして失業率が発表予定です。注目ポイントの1つは経常赤字の幅でしょう。前回は予想以上に拡大し、昨夏以来の水準となる45億ドル超の赤字を記録しました。シムシェキ財務相は先日、政府の予想水準を大きく下回る赤字で着地するとの見通しを示しました。財務相の期待通りであればリラの支えになるかもしれませんが、逆に収支悪化が止まらないとリラの上値は追いづらくなるでしょう。 米国の金融イベントでは、FOMCメンバーによる今後の金利見通しが注目されます。ブラックアウト期間前の発言では利下げに慎重な意見が多かったため、年末予想の中心値が上振れする可能性も取り沙汰されているようです。その前に発表される米CPIも含めて、12日は市場の思惑が交錯し荒い値動きとねるでしょう。 日銀会合については、一部から「追加利上げ」という声も出ているようですが、まだ少数派の見方です。今回は金融正常化に向けた地ならしという位置付けではないでしょうか。注目は7月利上げ観測が強まった場合、どの程度まで円高が進むか。国債買い入れ減額に関する議論の進み度合いも注視されます。 ほかトルコからは、先週話題となった株式取引課税について、その税率や課税方法など具体的な話が出てくるかにも注意が必要でしょう。 今週のリラ円は、4月29日高値4.91円を超えるようだと節目5円が意識されます。下値めどは5月3日安値4.69円を見込みます。 【今週の予定】 10日 4月トルコ経常収支(前回 45.4億ドルの赤字) 10日 4月トルコ鉱工業生産(前月比 前回-0.3%) 10日 4月失業率(前回 8.6%)
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【朝鮮労働党】 週明けのトルコリラ円は4.89円まで買われたものの、4月29日高値4.91円の手前で失速。ドル円の下落につれて4.84円まで下押しし、そのままこの日のレンジ下限で引けました。一方、リラは対ドルで底堅く推移しました。米長期金利の低下や原油安がリラの支えとなり、ドルリラは32.19リラ付近で1日を終えました。 本日のリラ円はドル円の動向に左右はされながら、4.80円台で上下する展開が予想されます。日足一目均衡表では転換線が4.86円に位置しており、同線を軸に、4.79円の一目・基準線や雲の上限が支持として働くかを見定めることになりそうです。 昨日発表された5月トルコ消費者物価指数(CPI)は前年比75.45%の上昇率と、74%台後半の市場予想を上回る水準まで加速しました。しかしながら、シムシェキ・トルコ財務相は「最新のインフレデータは驚くべきものではない」とし、今後CPIは低下するという従来の見解を強調しました。同財務相の見込み通りであれば、この秋にもインフレ率は50%を割り込むとされています。 久しぶりの実質金利プラス浮上への期待も強まりつつありますが、一方でトルコメディアが報じた世論調査によれば、国民の6割が統計局の数値を信じておらず、実際の物価上昇率は更に高いと感じているようです。独立系の調査機関によれば、足もとのインフレは120%とされています。政府と国民とではインフレに対してかなりの温度差があり、その差が埋まらない限りは本当の意味での経済回復には遠いのかもしれません。 なお5月CPIと同時に発表された同月製造業購買担当者景気指数(PMI)は、48.4と前回から下振れしました。景況判断の境目50を2カ月連続で下回るさえない結果が続いています。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を上値めど、前述した日足一目・基準線と雲の上限4.79円を下値めどと想定します。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 5月トルコCPI(前月比) 3.37% 3.00% 5月トルコCPI(前年比) 75.45% 74.80% 5月トルコ製造業PMI 48.4 前回49.3 【昨日のレンジ】 4.84円-4.89円
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【朝鮮労働党】 今週のトルコリラ円は、まず本日発表されるトルコ消費者物価指数(CPI)を確かめての取引です。その後は基本的に、米日の金融政策発表を来週に控えたドル円を追随することになりそうです。 欧州序盤に発表される5月トルコCPIは、前年比74%台と22年後半以来の高い水準まで加速が見込まれています。もっとも、政府高官や金融当局者は5月インフレピークに自信を持っており、更にシムシェキ財務相は先週、9月時点で40%台まで減速する可能性があるとの見解を示しました。 シムシェキ氏の言葉は期待先行かもしれませんが、思惑通りとなれば、実質金利が久しぶりにプラスということもあり得そうです。トルコ中銀は前回のインフレレポートで年末予想38%を示していました。まだ先の話ですが、インフレ減速が現実味を帯びてくれば、トルコへの資金回帰が進むかもしれません。 先週トルコ中銀が公表した週間データによれば、24日時点のネット外貨準備高は前週比65.1億ドル増の403.5億ドルとなりました。昨年12月以来の高い水準であり、海外からトルコへの資金流入が拡大し続けていることを示唆しています。一時失墜していた中銀に対する信用度も高まっており、通貨リラの印象の良さにも繋がっています。 今週は米国から複数の景気指標や雇用データが発表されます。米連邦公開市場委員会(FOMC)を11−12日に控えて、金融当局者が政策関連の発言を自粛するブラックアウト機関が1日から始まりました。米利下げ開始時期の後ずれが確実視されてはいるものの、米指標を受けたリスクセンチメントの強弱で為替相場も上下する局面はあるでしょう。 今週のリラ円は、4月29日高値4.91円を超えるようだと節目5円が意識されます。下値は16日安値4.75円をめどと想定します。 【今週の予定】 3日 5月トルコCPI(前回 前月比3.18%、前年比69.80%) 3日 5月トルコ製造業PMI(前回 49.3) 【先週の指標結果】 (結果) (予想) 1-3月期トルコGDP(前年比) 5.7% 5.7% 4月トルコ貿易収支 98.6億ドルの赤字 99.0億ドルの赤字
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ドル円ロングからトルコリラ円ロングに資金を移動させたよ。 介入はもう軽々にはできんと思うが、日銀が金利上昇の裏切り判断をしかねないと思っている。 (天使見習い補佐)生活防衛真っ最中。コンビニには支払いぐらいしかいかないもんね(TωT)
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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.80円台で伸び悩み、株安を受けてリスク回避の円買いが全般進むと20日以来のリラ安値となる4.83円まで下押ししました。もっとも、同水準に位置する21日移動平均線が支持となりました。 本日のリラ円はリスクセンチメントの強弱を見定めながら4.80円台で方向感を探る展開となりそうです。昨日もおそらく出ていたであろう月末に絡んだフローで上下させられる局面もあるかもしれません。目先は4.86円に位置する日足一目均衡表・転換線、昨日支えとなった21日移動平均線を念頭に置きながらの取引となるでしょう。 昨日トルコ中銀が公表した週間データを基に算出された24日時点のネット外貨準備高は、前週比65.1億ドル増の403.5億ドルとなりました。昨年12月以来の高い水準であり、海外からトルコへの資金流入が拡大し続けていることを示唆しています。一時失墜していた中銀に対する信用度も高まっており、通貨リラにとっても悪い話ではありません。 本日は欧州序盤にトルコの1−3月期国内総生産(GDP)が発表されます。前年比予想は5.7%上昇と前四半期から1.7ポイント拡大するとされ、同国経済の底堅さが確認されそうです。遅行指標でもあり為替相場へのインパクトは強くないかもしれませんが、想定通りであれば長期スタンスの外国人投資家の資金流入が期待できるのではないでしょうか。 また、ニューヨーク序盤には米金融当局が重要視する米PCEデフレーターの4月分が発表されます。結果を受けた米金利やドル円の動きにリラ円も振らされることになるでしょう。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を上値めど、下値は4.80円で横ばいの日足一目均衡表・基準線をめどと見込みます。 【今日の予定】 16:00 1−3月期トルコGDP(予想:前年比5.7%) 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 4月トルコ貿易収支 98.6億ドルの赤字 99.0億ドルの赤字 【昨日のレンジ】 4.83円-4.88円
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【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円はレンジとしては28日と同じ4.86-89円でしたが、157円台で堅調推移のドル円に支えられて高値引けとなりました。NY終値レベルとしては、2月半ば以来の高い水準です。なおシムシェキ・トルコ財務相は昨日、足もとで70%付近のインフレ率について、「9月時点で40%台になる可能性がある」と述べました。もっとも、リラ相場の反応は限られました。米長期金利の上昇もドル買いに繋がり、ドルリラは32.25リラ台で引けています。 本日のリラ円も、ドル円が大崩れしないという前提で、年初来高値4.91円を意識した底堅い動きとなりそうです。円安のスピードがそれほど速くないため、本邦金融当局も手を出し難いと思われます。円暴落とならない限りは、一部でまだ警戒されているような円買い介入はないと想定します。 なお今週に入り、シムシェキ・トルコ財務相はトルコのリスクプレミアムについて言及しました。信用リスクを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS、債務不履行に備える保証率)市場において、トルコ国債は過去4年間で最低水準であることを強調。過去1年間でCDSスプレッドの改善幅は400ベーシスポイント(bp)以上と、新興国平均の50bpを大きく上回ったと述べました。 足もとのトルコ5年債CDSは260bp台と220bp台の南アに迫りつつあります。シムシェキ財務相は、CDSスプレッドの低下は政府が実施してきた適切な政策によるものと力説。信用力の向上で公的・民間セクターの両方が対外借入コストを引き下げたとし、対外資金調達へのアクセスも容易になってきたことも指摘しています。 本日のリラ円は4月29日高値4.91円を超えるようだと、節目5円まで下りてきた200日移動平均線が意識されます。下値は4.80円で横ばいの日足一目均衡表・基準線を支持水準と見込みます。 【今日の予定】 16:00 4月トルコ貿易収支(予想:99.0億ドルの赤字) 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 4.86円-4.89円
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【朝鮮労働党】 トルコリラ円は東京朝に4.89円まで上昇後に下押すも4.86円付近までとなり、足もとでは4.87円付近で下げ渋っている。ドルリラが4.18リラ前後と、このところの落ち着いた動きが継続されている。トルコ金融市場が安定しつつあるなか、低金利の通貨で調達してリラで運用するキャリートレードが活発化しているとの報道も目立つ。
【朝鮮労働党】 昨日のトル…
2024/06/14 11:15
【朝鮮労働党】 昨日のトルコリラ円は4.80円台で伸び悩みました。トルコ株は底堅かったものの欧州株は全般軟調となり、リスクセンチメントが悪化したことがリラの重しとなりました。一時は前日安値に並ぶ4.81円まで売られ、その後の戻りも限定的でした。 本日のリラ円は本邦金融政策イベントを受けて上下する展開となるでしょう。日銀は通常通りであれば昼頃、昨日から開いた金融政策決定会合の結果を公表します。政策金利は据え置きが大方の予想です。ただし来月にも追加利上げを実施するとの見方が強まるなか、どの程度まで踏み込んだ言い回しを声明に盛り込むかが注目です。 また市場が注視するのは国債買い入れ減額について、どのような議論がなされたかということでしょう。いずれは減額しなければならないことは確かであり、ポイントは「いつから、減額幅、そしてペース」となります。量的緩和からの正常化転換が現実味を帯び、ドル円がレンジを広げればリラ円の動意にも繋がるでしょう。 15時30分からの植田・日銀総裁の記者会見も重要です。これまで総裁は、金融正常化を一気に推し進めることには慎重な姿勢でした。大きくスタンスを変えるとは思えませんが、長期金利について更なる上昇を容認する可能性はあるかもしれません。 なお、昨日トルコ中銀が公表した週間データをもとに算出した数値によれば、ネット外貨準備高は前週比20億ドルほど増加した475.2億ドルとなりました。トルコへの外貨流入が続き、年初来で最高額を更新中です。 リラ円は昨日引け水準付近に注目水準が集まっています。日足一目均衡表では、基準線4.81円、転換線4.80円、雲の上限4.79円です。またその下に90日移動平均線4.77円も控えています。これらを意識しながらの値動きとなるでしょう。 本日の上値めどとしては3日高値4.89円、下値めどは一目・雲の下限4.72円を想定します。 【今日の予定】 特になし 【昨日の指標結果】 (結果) (予想) 特になし 【昨日のレンジ】 4.81円-4.85円