検索結果 スレッド コメント 最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 (米国)一般消費財> テスラ クルマの造りが、突出している。… エンジン 2024/06/14 09:44 クルマの造りが、突出している。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー テスラの"車両分解"で見えた設計の奇想天外 岐阜の廃屋舎が「EVに関する情報発信の聖地」に(東洋経済オンライン 抜粋) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー スペースXの技術を車に応用 分解展示から伝わってくるのはテスラの奇想天外な設計思想だ。 素人目にもわかるのはボディの構造だ。モーターなどの熱を遮断し、車体の剛性を確保するためのフロアパネルがない。ボディに床がないのだ。代わりに、車体下部につけるバッテリーパックをボディの一部として使っている。 「EVのモーターの熱は70~80度。遮熱はプラスチックでいいのではないかと、果敢にチャレンジした結果、非常に革新的な造り方になった」。 この設計を可能にしたのは、バッテリーパックの上部に使用している特殊な充填材だ。ピンク色で固く軽い。実はこの素材、宇宙船にも使われている。 テスラCEOのイーロン・マスク氏は、宇宙事業会社のスペースXのCEOでもある。「スペースXの技術を車に応用し、イーロン・マスクの総合力でこの車が実現していると言える」(光部部長)。 自動運転をつかさどるECU(電子制御ユニット)も展示されている。半導体チップが整然と並び、見た目にも効率化が進んでいることが伝わってくる。 テスラはECUに実装しているチップを内製している。日本のメーカーでは内製率は3割と言われるが、テスラや中国BYDでは6~7割に達するという。内製には当然リスクも伴うが、新しい技術に迅速に対応できるメリットもある。 「モデルY 2020」に搭載されて話題になった「オクトバルブ」も置かれていた。8つの穴を持つバルブユニットだ。 一般に空調やパワートレイン、電池パックはそれぞれ独立した冷却回路を持つが、オクトバルブの発明で冷却水が流れる経路を変えながら、車両全体で熱を管理することができるようになった。 部品が減り、軽量化、コストダウンが可能になる。結果的に航続距離の延長にもつながる。マスク氏自身も絶賛したという部品だが、「オクト」を意味するタコの図柄もあしらえる。「こうした遊び心に彼らの余裕を感じる」と光部部長はため息をつく。 (略) 展示場を訪れた取引先からは、「最新のテスラモデルを分解展示しているとは思わなかった。発想そのものがパラダイムシフトで、日本にはない思想に愕然とした」(化学品メーカー担当者)、「EVの設計思想はエンジン車とはまったく異なるもの。彼らのモノづくりの考え方をしっかり頭に入れていきたい」(自動車メーカー担当者)といった声が寄せられている。
最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 (米国)一般消費財> テスラ クルマの造りが、突出している。… エンジン 2024/06/14 09:44 クルマの造りが、突出している。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー テスラの"車両分解"で見えた設計の奇想天外 岐阜の廃屋舎が「EVに関する情報発信の聖地」に(東洋経済オンライン 抜粋) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー スペースXの技術を車に応用 分解展示から伝わってくるのはテスラの奇想天外な設計思想だ。 素人目にもわかるのはボディの構造だ。モーターなどの熱を遮断し、車体の剛性を確保するためのフロアパネルがない。ボディに床がないのだ。代わりに、車体下部につけるバッテリーパックをボディの一部として使っている。 「EVのモーターの熱は70~80度。遮熱はプラスチックでいいのではないかと、果敢にチャレンジした結果、非常に革新的な造り方になった」。 この設計を可能にしたのは、バッテリーパックの上部に使用している特殊な充填材だ。ピンク色で固く軽い。実はこの素材、宇宙船にも使われている。 テスラCEOのイーロン・マスク氏は、宇宙事業会社のスペースXのCEOでもある。「スペースXの技術を車に応用し、イーロン・マスクの総合力でこの車が実現していると言える」(光部部長)。 自動運転をつかさどるECU(電子制御ユニット)も展示されている。半導体チップが整然と並び、見た目にも効率化が進んでいることが伝わってくる。 テスラはECUに実装しているチップを内製している。日本のメーカーでは内製率は3割と言われるが、テスラや中国BYDでは6~7割に達するという。内製には当然リスクも伴うが、新しい技術に迅速に対応できるメリットもある。 「モデルY 2020」に搭載されて話題になった「オクトバルブ」も置かれていた。8つの穴を持つバルブユニットだ。 一般に空調やパワートレイン、電池パックはそれぞれ独立した冷却回路を持つが、オクトバルブの発明で冷却水が流れる経路を変えながら、車両全体で熱を管理することができるようになった。 部品が減り、軽量化、コストダウンが可能になる。結果的に航続距離の延長にもつながる。マスク氏自身も絶賛したという部品だが、「オクト」を意味するタコの図柄もあしらえる。「こうした遊び心に彼らの余裕を感じる」と光部部長はため息をつく。 (略) 展示場を訪れた取引先からは、「最新のテスラモデルを分解展示しているとは思わなかった。発想そのものがパラダイムシフトで、日本にはない思想に愕然とした」(化学品メーカー担当者)、「EVの設計思想はエンジン車とはまったく異なるもの。彼らのモノづくりの考え方をしっかり頭に入れていきたい」(自動車メーカー担当者)といった声が寄せられている。
クルマの造りが、突出している。…
2024/06/14 09:44
クルマの造りが、突出している。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー テスラの"車両分解"で見えた設計の奇想天外 岐阜の廃屋舎が「EVに関する情報発信の聖地」に(東洋経済オンライン 抜粋) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー スペースXの技術を車に応用 分解展示から伝わってくるのはテスラの奇想天外な設計思想だ。 素人目にもわかるのはボディの構造だ。モーターなどの熱を遮断し、車体の剛性を確保するためのフロアパネルがない。ボディに床がないのだ。代わりに、車体下部につけるバッテリーパックをボディの一部として使っている。 「EVのモーターの熱は70~80度。遮熱はプラスチックでいいのではないかと、果敢にチャレンジした結果、非常に革新的な造り方になった」。 この設計を可能にしたのは、バッテリーパックの上部に使用している特殊な充填材だ。ピンク色で固く軽い。実はこの素材、宇宙船にも使われている。 テスラCEOのイーロン・マスク氏は、宇宙事業会社のスペースXのCEOでもある。「スペースXの技術を車に応用し、イーロン・マスクの総合力でこの車が実現していると言える」(光部部長)。 自動運転をつかさどるECU(電子制御ユニット)も展示されている。半導体チップが整然と並び、見た目にも効率化が進んでいることが伝わってくる。 テスラはECUに実装しているチップを内製している。日本のメーカーでは内製率は3割と言われるが、テスラや中国BYDでは6~7割に達するという。内製には当然リスクも伴うが、新しい技術に迅速に対応できるメリットもある。 「モデルY 2020」に搭載されて話題になった「オクトバルブ」も置かれていた。8つの穴を持つバルブユニットだ。 一般に空調やパワートレイン、電池パックはそれぞれ独立した冷却回路を持つが、オクトバルブの発明で冷却水が流れる経路を変えながら、車両全体で熱を管理することができるようになった。 部品が減り、軽量化、コストダウンが可能になる。結果的に航続距離の延長にもつながる。マスク氏自身も絶賛したという部品だが、「オクト」を意味するタコの図柄もあしらえる。「こうした遊び心に彼らの余裕を感じる」と光部部長はため息をつく。 (略) 展示場を訪れた取引先からは、「最新のテスラモデルを分解展示しているとは思わなかった。発想そのものがパラダイムシフトで、日本にはない思想に愕然とした」(化学品メーカー担当者)、「EVの設計思想はエンジン車とはまったく異なるもの。彼らのモノづくりの考え方をしっかり頭に入れていきたい」(自動車メーカー担当者)といった声が寄せられている。