ここから本文です

投稿コメント一覧 (7コメント)

  • だれも塩野義のコロナ治療剤が良いということはいっていないよ。
    医薬品は審査会が適正に審査判断し、承認され、そのうえで薬は適正使用されるべき。良い薬は承認されるでしょう。使用の制限があるからといって悪い薬ではなく、適正に使用すれば有効性も示すでしょうし、有効性を示す患者にとっては良い薬です。臨床試験の結果って何をもって結果といっているかわかりませんが、少なくとも条件付き承認を与えるだけの効果は示唆されていて、それを承認後に再検証するというのが新しい制度。臨床結果が出ていないという主張は間違っていますね。
    ゾルフーザだっていい薬だと思いますよ。失敗って売れないってことで失敗というなら期待から外れたのかもしれませんが薬剤としての存在意義、医薬品開発会社としての社会的使命は果たされていると思います。立派なものですよ。

  • 薬のことを知らない方からみれば心配でしょうね。でも、催奇形性の懸念のある薬剤は沢山あって、適正使用することが本来の薬の価値。このことで折角いい薬がつぶれてしまう日本はどうかしている。日本人はリスクベネフィットをもっと理解したほうがいいね。ベネフィットしかない薬はないから、リスクがマネジャブルであればそれで十分。些細なことではないけど、リスクベネフィットの観点から承認を許可されることを期待しています。

  • 国産ワクチンとしてはここが一番早いだろうね。どこかの国内ベンチャーと比べたら雲泥の差。そもそも塩野義はそこのベンチャーと仲がいいのにそれを取り上げないってことは容易に推察できるね。塩野義のワクチン技術はもともとUSの技術で既に実用化されている。大量生産が短期間でできるのが利点だからパンデミックにいいし、他のワクチンについても在庫ロスがないからメリットでかい。コロナの流れでこの技術でワクチン事業を本格化して欲しい。
    新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)の重症化抑制を対象としたS-555739(Prostaglandin D2 DP1受容体拮抗薬)も期待できるね。他の適応(鼻炎)でPh3しているから、リポジショニングとして承認得やすいはず。レムデシビルと同じようなアプローチ。経口剤だし、副作用はレムデシビルとかの抗ウイルス剤として開発された薬剤と違って、非常に安全だから、使いやすいだろうね。勿論、アビガンのような催奇形性のリスクも全くない。ウイルスは殺さないけど、重症化予防という観点から飲んでおけばいいし、コストも安いだろうからね。デキサメタゾンはステロイドだから使いやすい薬剤ではないから、S-555739のように極めて安全で、どこの開業医でも処方しやすい薬剤ができると本当にいいね。日本での治験は患者数が少なすぎてやりづらいから、米国のベンチャーにライセンスしてやってもらうという経営判断はアリですね!

  • >>No. 100

    アクテムラは抗体薬で完全なジェネリックは今後も出てきません。バイオシミラーという範疇のジェネリックライクなものは開発される可能性はあります。そのためにはPh3試験が要求され数百億円の投資が必要でそんじょそこらのジェネリック会社ではできません。

  • 以前にアクテムラが重症例に対して単剤で有効性が確認されなかったとして報道されたのちに株価は大きく下げた。医学薬学に精通した方からみれば当たり前で、作用メカからいって単剤ではなく多剤と併用されて有効性を示すことは予見できた。今回の英国承認の通り。今度は予防的投与について発表されるでしょう。タミフルだって最初は治療効果しか認められず、その後に予防投与で承認を取っている。薬というのは治療効果よりも予防効果のほうが圧倒的に有効性を出せる。でも、薬剤費がかさむから当局は予防は認めない。しかし、コロナの場合、重症化を防ぐ、サイトカインストームを防ぐが重要で成人病治療のようなものとは全く違う。大火事になってから多剤との併用でアクテムラをつかっても有効性はあっても限界がある。大火事になるまえに使えるようにするべきで、実際にそうなるでしょう。特に、ハイリスクな患者については無症状であってもアクテムラは使っておけばいい。日本発の薬剤で特許期間がある薬剤(ジェネリックでない薬剤)であるアクテムラ、日本人なら誇りに思うべき!ノーベル賞候補になるでしょうね。

  • アクテムラの第III相COVACTA試験のニュースが随分と反響ありましたね。PRの内容からも、アクテムラがCOVID-19患者に有害事象を示さなかったことは非常にポジティブなニュースと思いますよ。そもそもアクテムラはIL-6を抑える薬剤ですから、抗ウイルス作用は全くなく、いわゆる抗炎症剤の部類に入ります。アクテムラを重症COVID-19患者に投薬して死亡率低下などの有効性を示すことは極めて難しいことは予測できたことです。これまでも様々な薬剤が敗血症の治療剤として開発されてきた経緯がありますが、開発は全滅、有効性を示すような薬剤は見出されていないのが実情です。重症化してしまった患者、つまり大火事になっているところに、どんな優秀な消防士が駆けつけても、なかなか火事は収まりません。本丸は、抗ウイルス剤との併用により中等症患者に対して重症化の抑制が目指されるべき適応のはず。今回の試験で、アクテムラがCOVID-19患者に対して安全性が確認できたことより、中等症への投薬が可能になるし、抗ウイルス薬との併用も行えるでしょう。本当は最初からレムデシビルとの併用を大規模で進めればよかったのでしょうが、レムデシビルがCOVID-19への有効性が確認できていない(承認されていない)時点で、併用療法を開発することはレムデシビルのリスクも背負うことになるので、なかなかできることではない。今回のPRを悪いニュースとして受け止められる方も多いと思いますが、アクテムラの特性や薬剤開発の本質を理解している方には、違う世界が見えているはずです。アクテムラには引き続き期待しています。

  • 幹細胞を静注するとそのほとんどが肺でトラップされるので理屈的にはARDSに有効かもしれない。脳とか心臓なんかやるよりもよっぽどいい。注射の幹細胞療法はコロナに期待できるから試してほしい。

本文はここまでです このページの先頭へ