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  • IT人気に隠れた援軍 働き方改革でシステム株浮上

     今年の上昇相場のけん引役だったIT(情報技術)分野で物色の矛先が変わっている。海外需要の不透明感などから半導体製造装置株が調整する一方で、システム専業株が注目を集めている。背景にあるのは働き方改革などの追い風だ。システム株は半導体関連に比べると国内を主戦場として地味にみえるが、IT人気を支える隠れた援軍となる可能性がある。
     25日の東京株式市場ではオービックが17年10カ月ぶりの高値をつけた。日経平均株価が2万3000円を前に足踏みする12月だけでも7%上昇。年初からの上昇率は6割を超える。
     市場では来年の注目銘柄としてシステム株を挙げる声が多い。ゴールドマン・サックス証券のキャシー・松井氏は人手不足が進む中、「生産性を維持するには人の代わりに人工知能(AI)などを導入せざるを得ない」とし、野村総合研究所や伊藤忠テクノソリューションズなどを注目銘柄に挙げる。

  • 来年も「成長株を物色する相場が続く」(三井住友アセットの中谷氏)との声は多い。ただ今年買われたファクトリーオートメーション(FA)や半導体関連など外需成長株は割高感も意識される。海外では米国経済の動向や地政学リスクなど不透明要因が多い。海外リスクがくすぶる中で、システム株に資金が向かう構図は当面続きそうだ。

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