ここから本文です

投稿コメント一覧 (2コメント)

  • 今回の東レによる韓国への投資金額は1000億円です。主な投資分野は①セパレータ(絶縁素材)や②機能性樹脂で、その目的は今後世界的な急成長が見込まれるEV(電気自動車)市場の攻略にあると思われます。
    ①はEVの基幹部品であるLIB(リチウムイオン二次電池)用に用いられるものであり、東レはこの分野での技術的なデファクトスタンダード化を狙っています。
    ②は主にポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂であり、これは耐熱性に優れると共に高強度かつ電気を通しにくい特性を生かして、特に内燃機関を用いた自動車に比較して大電流を使用するEVで強みが発揮できる分野です。
    東レは産業用の電気料金が政策的に安く抑えられ、更に米中デカップリングにおいてもその両陣営の市場にアクセスできる拠点として、韓国を投資対象国に選んだと考えられます。

  • 東レはウイルスを除去できると言われる「限外ろ過(Ultrafiltration : UF)膜」に高い技術を有していると思います。
    2019/2/25にも同社から「PVDF製限外ろ過(UF)膜の微細分離・高透水化技術を開発」との発表がありました。このような東レの研究開発の取組みが単なる技術的評価にとどまらず、衛生環境の向上に寄与することとして社会から認められるようになればと考えます。

本文はここまでです このページの先頭へ