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投稿コメント一覧 (53コメント)

  • 新参者です。今「帝人」に興味が有りますが、現在コロナ用の治療薬としていくつかが期待されていますが、その中にオルベスコも含まれています。
    喘息の薬と云うことですが、喘息の薬は色々あるのに何故か帝人のオルベスコだけが表に出ています。何か理由が有るのでしょうか?
    又、帝人ファームは喘息の患者の為にオルベスコの出荷調整をしていると聞いておりますが、増産に付いての情報など有りましたら教えて下さい。
    下の方に回答が有るのかもしれませんが、とても読み切れません。どなたかもう一度宜しくお願い致します。

  • >>No. 114

    Re【セルロースナノファイバー】

    京大のセルロースナノファイバー研究プロジェクト に木村化工機㈱(6378)が参加しているようですが、木村化工機㈱の筆頭株主は東レらしい。要チェック。

    憂鬱な毎日です。こんな時はポジ的コメントが欲しい。

  • 【ソニーが公募増資】
    空売りさん達ソニーへ移動してください。

    株主総会では一言もなかったとか。赤字経営で株価は期待だけでの数字。
    こんな時に増資なんて株主価値を希薄化させるだけ。どんどん下がるはずと教科書には書いてあります。株主の事なんか考えていられません。そんな会社に投資するのが間違っている。

  • 【空売り規制】
    なんてのがあるらしい。今日「株式入門」の教科書で知りました。
    ギリシャ問題を利用して「空売り」を掛けてひと儲けしようなんて思っておられる方も多いかもしれませんが、東京証券所は今まさに【空売り規制】を掛けようとしているかも。前回の何とかショックの時も一斉に【空売り規制】を掛けたらしい。
    今日上場した新株に即【空売り規制】が掛かったとか。「東レ」も近々掛かるかも。
    冷静に対応して頂きたいですね。

    兎に角「信用取引」なんてものはやめて欲しい。全て現物でお願いしたいですね。
    そうすれば、「ボックス圏」なんてのもなくなり東レの株価も少しは日経平均に比例した動きになるかも。
    投資というものは本来もっと健全なものだと思って居ましたが。
    東レを土俵に使わないでほしい。他にもっと適当な銘柄があるのでは。そにーとか。
    しゃーぷとか。

  • 【BMW? ベンツ?】

    日刊工業新聞 掲載日 2015年05月22日
    http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150522cbad.html

    東レの日覚昭広社長は21日、自動車向け炭素繊維の採用が「2017年ごろから本格的に広がる」との見通しを示した。
    価格帯が約700万―800万円の高級車への普及を視野に入れる。価格競争力に優れたラージトウ炭素繊維の本格採用をにらみ、米子会社ゾルテックの生産設備増強などで対応する。
    ........................................................
    起用は1000円台をキープしてほっとしたコメントが投稿されていますが、来週からまた空売りのオンパレードになるのでしょうか。
    2017年との社長談ですけど、その前に具体的な車種名等がリーク? されるでしょう。その時期はひょっとしてもうすぐかも。今年の日本での自動車展示会から要注意かも。
    新しい炭素繊維の原料並びに製造方法が官民一体のプロジェクトで開発されつつある中、これから発表されるであろう各社からのニュースは要チェックです。
    兎に角コストが半分以下になるということが現実的になってきているらしい。
    もちろん日本独自の技術です。出来上がったものは炭素繊維。原料も製造方法も製品からでは全く解りません。

  • 【材料メーカーが部品メーカーに】

    東レ炭素繊維製品の付加価値がググッと上がりました。
    しかし、残念ながら三菱MRJは今年に入って全く売れてないようです。400機余りのまま。炭素繊維使用ヵ所は尾翼だけで量は少ないですからどんどん売れて頂きたい。

    6/21閉幕したパリ航空博覧会。
    三菱は大量受注をもくろんでいたようですが、なんと受注は0だったようです。

    パリ航空博覧会中での受注量
    エアバス  421機
    ボーイング 331機
    エンブラエル103機  このうち50機は開発中の新型機「E2」
    中国商用飛機(COMAC)開発中だがパリでもそこそこ売れているとか

    三菱MRJがここに来て売れないのは、
    世界中にメンテの基地がない(これから)。
    価格が高い1機約47億円。 エンブラエルの同クラスの価格は1機約29億円。
    開発が遅れており、信用が落ちている。などと言われている。

    三菱MRJは、エンジンやAVIONICS(電子制御システム)など主要機器を購買しなくてはいけなく、自社の取り分の中で経費を圧縮するとしても限度がある。
    なんとか開発を進めて実用化にこぎつけたとしても、そこに待っているのは厳しい競争環境だ。三菱航空機は長期にわたって赤字に悩まされるだろうとの記事があった。

    以上日刊工業新聞より抜粋。

    エンブラエルの新型機「E2」は2020年就航予定。東レはエンブラエルの新型機と炭素繊維供給の契約をしている。

    なお、「自動車向け炭素繊維の本格採用は2017年」東レ・日覚昭広社長が見通し

  • 【東レもやってくれ !!! 】

    キヤノンの自社株買い  2014/5/8 23:47 日本経済新聞

    キヤノンは8日、500億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。同社は2~3月にも約500億円分の自社株を市場で買い付けており、2014年12月期の自社株買いは2回で合計約1000億円と、前期実績の2倍になる。株主配分を拡充する。株価の下支え効果も狙う。

     同社は現在、時価ベースで約6800億円分の自社株を保有している。
    今回の取得分も合わせ、自社株を株式交換によるM&A(合併・買収)など将来の成長投資の原資にも活用する方針。



    2015/1/14 6:00  日本経済新聞

    キヤノンが昨年12月に発表した2014年12月期の増配は、株式市場で「ポジティブサプライズ(前向きな驚き)」(野村証券の和田木哲哉アナリスト)との受け止めが広がった。
    株価は発表翌日の12月12日にいったん、約1年半ぶりに4000円台を回復した。

     同社は、年間配当を前の期比20円増の150円にすると発表した。2期ぶりの増配で過去最高を更新した。市場予想では、横ばいか増やしても幅は10円程度が大半だった。

    * 1株あたりの配当は前の期比で15%増えたが、配当総額は約1650億円で増加率は  11%にとどまる。
      総額の伸びが低いのは、前期中に計1500億円の自社株買いを実施したためだ。
      
    * 企業が消却せず保有したままの自社株(金庫株)に対しては配当を払わない。
      自社株買いは消却するか否かにかかわらず配当総額の節約になり、配当余地の拡大  につながる。

  • >>No. 186

    スポーツ走行用自転車は20万円、30万円あるいはそれ以上とメチャ高い。「炭素繊維を使っているから」との理由は果たして正確だろうか?

    ザックリですが、
    炭素繊維と鋼鉄との比較 ― 炭素繊維の強度は10倍、重量は1/4。一般的に鋼鉄は100円/kg、炭素繊維は2000円/kg と書かれている
    のを見たことがあります。

    炭素繊維の価格は鋼鉄の20倍ですが、普通の自転車の重量は20kg程度。モーターアシスト付の重量がどの位かは解りませんが、仮に30kgとして、炭素繊維複合材で造ったら重量が半分の15kgになったとすると、使用した炭素繊維複合材を15kgとしても材料費は3万円。

    成形とか接合等が鋼鉄の場合とは異なりますが、そこそこの量産ならプラス5万円程度でも可能?

    スポーツ走行用自転車がメチャメチャ高いのは炭素繊維だけでなく、全て各部品に最高の技術・材料を使用している事と、ブランド料なのでは?
    生産量も少ないし。

    炭素繊維も色々あり、ボーイング向けなどの飛行機用最高品質のものから品質はそれほどでもない比較的安価な一般用まで。
    さらに今は大量生産の自動車向けに技術開発は日進月歩のようです。

    炭素繊維使用と云えば、ホンダがどこかのバイクレースで優勝したレーシングマシーンを公道で走れるように改造し、限定250台、2200万円ほどで売り出す。
    ヤマハはこんなパホーマンスはしない?

  • 【自社株買い】

    今の東レの屋台骨は「炭素繊維事業」ではなく儲けの少ない「繊維事業」。
    堅実経営ですが、売り上げこそ2兆円だが利益はまだまだでとてもルンルンな業績の企業ではない。
    炭素繊維で株価が上がる(であろう)のはまだまだ先。今のうちにと購入はしたけれど、なんか株価が上がらないけどと疑心暗鬼になって売ってしまう。こんな事の繰り返しが起こっているのでしょうか。
    空売りさんやデイトレさん達にはもってこいの「稼ぎ場」になっているのでしょうか?

    折角東レに投資してくれたのですから、信用維持のためにも、この辺で少し【自社株買い】をして欲しいですね。今の東レにとっても悪くはないはず。

    株式投資入門の教科書には、

    そもそも、上場企業が株式を発行している理由は、市場にて自社の株式を買ってもらい 経営資金などを得るため。

    自社株買いの目的は、株主への還元対策。

    一般的に、自社の株式が割安であると考えれば「自社株買い」を行い、割高であると考えれば「配当金」による株主還元を行う企業が多い。

    利益余剰金などを使い、自社株買いを行うと既存株主にとっては好材料のニュースとなる。
    自社株買いを行う企業は「株主の事を考えている」とされ、人気がでる。

    *ストックオプション(従業員持ち株制度)
    株価が騰がると、保有している自分の利益も増えるので、従業員は自社株が騰がるよう、より一層業務に励む。

    *敵対的買収の防衛策
    自社株買いは好材料であり、株価が上がるので、敵対的買収にかかる資金も膨らみ、買収を失敗しやすくするという効果もある。

    自社株買いが行われると発行済株式の総数が減る。
    発行済株式数 が減るから1株当たりの利益、資産などの数値が上がる。

    投資家保護の観点から行っている自社株買いになるので、自社株買いを定期的に行っている企業は投資家のことを考えていると捉えられ人気もある。

    自社の株式を「安い」と判断して購入するという事は、自社の将来の業績に関して自信を持っている(株価が騰がると見込んでいる)とも言える。

  • >>No. 167

    【炭素繊維を使おう】

    電動アシスト自転車は一見「優しい自転車」に見えるが、必ずしも優しくはないよう。
    兎に角「重い」らしい。先日女子高生が通学用に買ってもらったであろう電動アシスト自転車を倒してしまった。ところが、持ち上がらず助けてもらっていた。
    老人や女性にはとか、坂道が多いからとかで購入しても「重くて大変」では本末転倒。

  • 【パクリの代償は1000億円?】

    鉄鋼業界に付いてのレポートのほんの一部の抜粋です。炭素繊維複合材でも同じようなことが言えるかもしれないと投稿しました。【】内は私が勝手に書き足したものです。

    東レ経営研究所 産業経済調査部 2012年9月24 日

            鉄鋼業界生き残りのカギは?  

    日本材に比べると、韓国材の品質はそれなり、中国は一部を除きまだまだとのことである。
    2000 年代半ばの好景気・鋼材不足時代に中国の造船向け厚板を輸入した日本企業があった。どう頑張っても溶接できないので建設現場に転売したところ、建設機械を乗せたら割れたそうである。
    テレビ等デジタル家電分野で日本のメーカーが競争力を失っているのに、日本の鉄鋼分野は優位を保っているのは、テレビは部品を調達して組み立てれば出来上がるのに対して、鋼材は長年の研究開発やノウハウの蓄積がものづくりの基礎となっており、成分を分析しても同じものはできないからである。

     2012 年4 月、新日本製鐵がポスコ【韓国】を技術の不正流出で提訴したが、この
    訴訟で焦点となっている方向性電磁鋼板を開発するのに新日鉄は40 年以上の歳月と数百億円を投じている。元技術者による情報漏えいがない限り、ポスコがこの鋼板を開発するのは不可能。
      【東京地裁 係争中 損害賠償要求金額は1000億円】
      【方向性電磁鋼板は普通の鋼板が50円/kg~100円/kgに対して150円/kg~   500円/kgで電圧変換用トランスに使われる特殊鋼材】 

    新日本製鐵と住友金属工業は主力事業で重複が少なく、シナジー効果が期待されている。鉄道向けでレール(新日鐵)と車輪(住金)、鋼管でシームレスパイプ(住金)とラインパイプ(新日鐵)を組み合わせて売ることなどで、需要獲得を狙う。【両社は合併した】

    日本の高炉メーカーがこれだけの高コストにもかかわらず生き残っているのは、高炉
    メーカーが、純粋なものではなく不純物をどうつくるかというプロセスにかかわっており、それが一朝一夕には真似できないノウハウの蓄積となっているからだという言葉である。

    鋼材を分析しても同じものはつくれない。その強みを活かして現地ニーズをうまくすくい上げ製品化に結び付けられるのか、、、、。

  • 【いずれはプリウスも?】

    株価は何かにどっぷり浸かって出てこれません。ひょっとすると来年もNISAで購入できるかもしれませんね。

     2014年世界販売台数ランキング(カッコ内は対前年比)

    01位 トヨタグループ      1023万台(3%)
    02位 フォルクスワーゲングループ  1014万台(4%)
    03位 GMグループ       992万台(2%)
    04位 ルノー・日産グループ 847万台(3%)
    05位 現代自動車グループ(韓) 771万台(5%)
    06位 フォード        632万台(0%)
    07位 フィアット・クライスラー・オートモービルズ 461万台(6%)
    08位 ホンダ    436万台(2%)
    09位 プジョーシトロエングループ 294万台(4%)
    10位 スズキ 288万台(7%)

    炭素繊維を自動車に供給するとなると、全く飛行機とは別次元で、当然1社独占なんてとんでもない、東レ、帝人、三菱3社だけで対応する事自体が出来るのかとなります。と言っても大量生産はまだまだ先の話で、まずは一部の高級車への供給から。

    と言うことで、プレミアムブランド(ドイツの高級車ブランドの御三家)のランキングは、

    2014年 販売台数ランキング(カッコ内は対前年比)

    1位 BMWブランド 181万1719台( 9.5%)
    2位 アウディブランド 174万1100台(10.5%)
    3位 メルセデスベンツブランド 165万0010台(12.9%)

    各車目下激戦中です。 対前年比の伸び注目、中国をはじめ世界中で富裕層が急増している。

    レクサスとか高級車らしき車がありますが現在のところは数十万台程度でとても比較になりませんが。

    で、東レは BMW と ダイムラー(ベンツ) と契約。 

    世界の高級ブランド2社を抑え、信用と実績を得、そして大量生産車へと言う戦略でしょうか。

  • 【ボックス圏】

    ここ何カ月間の株価の推移は1000円位~1050円位のボックス圏のように見えます。
    今東レは空売りするには好都合の状態なんでしょうか。それを匂わす投稿もありますし。
    今日あたり買戻し?

    旭化成は?と覗いてみたら3月中旬に1250円位に上がってからはじり貧で今日は1060円程。東レより悪い状態かも。
    当然「愚痴」が出ていますが、私を含め共鳴される方も多いのでは と思う投稿を紹介します。

    3407 - 旭化成(株) 2015/04/28〜  スレッド

    #28
    この会社の現経営TOPにはIR戦略が全く無い,株価を上げるには新社長を含め経営TOPの交代しかありません。


    #29
    >>28
    (この会社の現経営TOPは)株価に興味をもつことが下品なことだと思っているのだろうか。役人くささが感じられる。株価は人気投票のようなもの。
    企業力及び信用を表すもの。・・・これを上げることに全力を尽くせない経営者は、何に全力をつくしているのだろうか。
    日本は自由主義国であり株式国家だ。なにか勘違いされてはいまいか。・・・今日の下げを見て強く強く思った。
    何事にも強い覚悟をもってのぞんでいただきたい。そして具体的に即、実行して頂きたいものだ。
    株価低迷は役員全員の責任であるという自覚が必要。これだけ、有望な企業は少ない。株価だって2,000円あっても不思議ではない。
    どうか頑張っては頂けまいか。切望します。

  • 【三菱とSKケミカルと帝人】
    まず韓国の10大財閥は、
    三星(サムスン)、現代自動車、SK、LG、ロッテ、現代重工業、GS、韓進、ハンファ、斗山を指す。
    SKケミカルは韓国財閥それも上位のSKグループ傘下。

    三菱との関係は先の投稿で述べましたが、
    帝人化成(2013/4/1 帝人が吸収)とSK Chemical がPPS樹脂に関する事業提携契約を締結し、PPS樹脂とそのコンパウンドの製造・販売を手掛ける合弁会社を設立することを合意した。これにより帝人はPPS樹脂事業に参入する。

    新会社の概要は以下の通り。
    社名 INITZ Co.,Ltd
    所在地 韓国・蔚山市 (SK Chemical の蔚山工場内)
    資本金 50億ウォン(出資比率:SKケミカル 66%、帝人 34%)
    設立時期 2013年9月1日
    事業内容 PPS樹脂(ブランド名 Ecotran)およびそのコンパウンドの開発・生産・販売
    生産能力 年産1.2万トン(将来 2万トンへ)
    稼働 2015年

    要するにPPS樹脂は期待されている樹脂の一つで、SKケミカルが独自の製法を開発したものを帝人がおすそ分けして頂こうという事のようです。
    (東レは独自でPPS樹脂を開発製造している)
    帝人は受け手でSKグループとは対等ではない。持ち株比率でも。

    SKグループは三菱のみならず帝人からも色々ごちそうを頂くことになるかも。

    東レの韓国での会社は全て東レの傘下。持ち株比率は過半数。さらに100%子会社にするべく株式公開買い付けをしている。現在80%以上確保で2回目の公開買い付けをしている。
    基本的な姿勢が三菱や帝人とは違うように見えます。
    もちろん私が調べた範囲での話ですが。

  • 【東レをちょっと応援?】

    繊維は儲からない、利益はほんの数パーセント。
    炭素繊維の将来性への期待は大きいのですが、所詮は材料メーカーで人気はいま一つどころか二つか三つ。
    東レにとっては飛行機だけではなく自動車への進出も成功させる事です。

    東レの炭素繊維事業は今15%以上の売上利益ですが自動車ではそうはいきませんから「兎に角販売量を」と言うことになります。

    自動車も飛行機ほどにいくかどうかは今の処私達には不透明です。
    帝人や三菱も怖いですが、世界でも炭素繊維事業を始めだす企業がちらほらで、そらも不気味。

    と言うことで同業他社の悪口?を少々。とりあえず三菱さんから。

    *三菱レイヨン

    東レがBMWと炭素繊維を供給する契約をしましたが、三菱レイヨンはすでにBMWへ炭素繊維を供給しているのです。
    どういうことか?

    ドイツのSGLカーボン社はBMWと強い繋がりがある。しかし、
    三菱レイヨンは炭素繊維を造る原料である「特殊なアクリル繊維 ( プリカーサー )」 をSGLカーボン社に供給しているのです。
    話題になったBMWのi3とかi8への供給で、各々の車は EV車、高級HVスポーツカーで一般的な量産車ではないのです。
     SGLはどうも品質の良いPAN系炭素繊維を造る技術が無くその原料となるプリカーサーを三菱レイヨンに求めたのでは。
    さらに大量生産する成形方法などもSGLはもちろん三菱レイヨンも未だ未だ?
    結局、全てをクリアできるのは東レと言うことになったのでは。
    ただ、量産車は東レと言うことになって居るとか。

    さらに三菱レイヨンは、 韓国SK ケミカル社との事業提携

    1. 長期供給契約を結び、SK社へ炭素繊維を安定的に供給する。
    2. 三菱レイヨン社製の炭素繊維を用いたプリプレグ製品をSK社に生産委託する。
     生産場所はSK社の韓国・蔚山工場及び中国・青島工場。
    3. 両社は、産業用途向けプリプレグの共同開発・共同生産を進める。
    https://www.mrc.co.jp/press/detail/20121217102125.html

    韓国などへの技術漏えいに関しては東レよりも「三菱グループ」のほうが相当やばいかも。少なくとも三菱レイヨンの持つ技術は筒抜けになる?

    ひょっとすると帝人もかも???

  • 飛行機だけでは売り上げはそれ程でもないのですが、世界の航空機トップメーカーのほとんどの飛行機に東レの炭素繊維が使われるということは、技術の高さ、信頼性、そして知名度をどれほど高めるか計り知れません。

    こんな記事があります。
    http://net.keizaikai.co.jp/archives/4180

     東レ広報は、「確かに航空機関連で利益を生み出していますし、需要の伸びは今後も楽しみですが、総量で考えれば影響は限定的です。
    現在、産業用途の伸びが飛躍的に拡大していますから、ゾルテック社のラージトウを手に入れたことでその分野に対して新たな手が打てますね」と語る。

     今後20年間で飛行機が3万機製造されたとしても、年間1500機程度だ。小型機が中心である現状を考えれば、たとえ鉄の40倍の価格といえど、絶対量は限られ、売り上げも伸びない。

  • 三菱MRJでさえ知っている人は少ないのですからましてやエンブラエルなんてほとんどの方は知らないでしょう。
    ボーイングとかエアバス程度にならないと反応してくれない?
    しかしそれもちょこっと。
    今の東レは、名前ではなく「数字」で反応していただくしかない。

    *エアバスは帝人か? と思いきや東レを幹事とする日本グループ(東レ、帝人、三菱ケミカル)で参加しているようですね。
     東レは、エアバス社を傘下に収めるEADS社と炭素繊維の供給では2011年から15年間の長期契約を結んでいる。

    *ボンバルディアに関しては帝人が契約したようですね。東レも交渉していたようですが未だ発表がありません。帝人は独占契約とは言ってはいないようですが。

    航空機用の炭素繊維は自動車用に比較して高く売れる様ですが、量的には自動車用には全くかないませんから航空機用だけでは東レの規模としては
    それ程でもないとの評価が下されるのは当然かも。

    兎に角自動車用炭素繊維複合材のシェア獲得ですね。
    ところで、
    東レはBMWと交渉中のようですね。ドイツの「SGLカーボン」とは深い関係の様で、今までは「SGLカーボン」の炭素繊維を使用していたが、
    量産車に於いては東レと言うことになる模様。最近東レが発表したメキシコ工場への投資はBMW向けとの報道もありますが。

  • 【航空機向け炭素繊維複合材料のシェア獲得バトル】

    旅客機メーカーのトップはボーイング、2位エアバス、3位ボンバルディア(カナダ)、4位エンブラエル(ブラジル)。

    東レはトップと4位を抑えましたね。

    ボンバルディア及びエンブラエルは小型ジェット旅客機(30人~100人程度)を得意とするメーカー。

    エンブラエルはボンバルディアを抜きそうな勢いとの事。
    ブラジルのメーカーですが、フランスのミラージュ戦闘機で有名なダッソーと技術提携しており信頼性が高い。製造には川崎重工も参加している。

    エンブラエル社製は、日本ではJALグループが国内線に使用している以外、
    静岡空港を本拠地とするFDA(フジドリームエアーライン)が持つ旅客機9機(各70人~80人乗り)は全てエンブラエル製で今2機発注しているとか。

    ちなみに三菱重工が開発中の小型旅客機(70~90席)MRJは炭素繊維をあまり使っていない。尾翼だけ? (もちろん東レの炭素繊維)
    しかし、他社機より燃費が2割良い等で人気で、すでに昨年10月18日現在 407機受注済。

    その理由は、エンジン(米国製)が燃費性能と騒音などの環境性能に優れている。又、機体設計においても、最新の空力技術を取り込んだ。と言うことが主で炭素繊維による機体の軽量化は少しのようです。

    試験飛行前で407機受注と言うのはこの業界では驚異らしい。
    「このクラスの飛行機は現在世界では約3400機が飛行中。今後20年間で5000機の需要が見込まれシェア5割を取る」と三菱の鼻息は荒いようです。

    今回エンブラエルが東レと覚書の締結をしましたが、
    三菱MRJが人気で対抗出来る新型機の開発を急ぐ中、ボーイング社との契約が選定に拍車をかけたと思います。

    ボンバルディアもいずれ近いうちに・か・な?
    ボンバルディアは鉄道車両でも世界的な企業ですから是非とも深い関係を結びたいですね。
    エアバス社はボーイング社に相当なライバル意識を持っています。欧州連合会社(フランス、ドイツ、イギリス、スペイン)です。
    又、欧州(ドイツ)には「SGL Carbon SE」と言う炭素繊維を含む世界的な炭素製品メーカーがあります。
    「SGL Carbon SE」のwikipediaを見ると 「Joint Venture mit BMW」との文章が。
    手ごわそう。

  • 【乳がんと大腸がんの血液による早期診断の試みが今年の夏に始まる】

    日経デジタルヘルスのレポート 2015/05/28
    http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20150527/420220/?n_cid=nbptec_tecml

    年商2兆円の東レとしては株価に大きく影響するほどの事業ではないが、東レの技術力とか社会に対する貢献度とかそれなりにインパクトを与える事業なのでは。

    そんなに遠くない将来、皆さんお世話になるでしょうね。 東レがお好きでない方も。

  • 【東レの戦略】

     今1000円辺りで足踏み、イライラされている方も多いと思いますが、もうしばらく待つことができれば「売らなくてよかった!」とほっとする日が必ず来ると思って居ます。

     経営セミナーの講義で「ベスト・プロダクト」なんて言葉が。
    何をもってベストかは兎も角、多くは2位との差は僅か、大差が有っても直ぐ追いつかれてベストの座を維持するのは並大抵ではない。

    さらにこんな言葉が、

    1.システム・ロックイン(囲い込み) とか 2.デファクト・スタンダード(事実上の標準)

    要は、シェア独占への経営戦略上の言葉らしいのですが。
    「その事業の周辺を囲んでしまえ、そして自社製品の規格とか仕様を業界での標準にしてしまえ」
    例えば、マイクロソフトのOSとかインテルのCPUとか、録画のVHS規格とか。

    ボーイング社との独占契約でシステム・ロックイン、デファクト・スタンダードが形成されるだろうと云う記事を発見。

    以下はその要旨

     東レは、ボーイング社と独占契約すれば、しっかりした研究開発体制と設備投資ができ、品質向上・コストダウンが進み顧客の要望に応えやすくなる。
     ボーイング社も、最高品質の炭素繊維で、競合(エアバス社など)優位を得られる素材を割安な価格で安定的に確保できる。

    東レが、あたかもボーイング社の子会社であるかのように、航空機の設計要件に適切な素材の改良に取り組み、価格低減の努力を続ければ、なおさらのことである。

    さらに、主な炭素繊維メーカーは、わずか3社。
    頻繁に競わせても、価格面でのわずかな便益。ならば東レに絞り、品質改良や規模化によるコスト低減を促進するほうが得策。

    そして、追随する中小の航空機メーカーも、価格や品質面でのメリットが出始め、また安全性の実証がされていけば、自ずと業界標準の素材として東レの炭素繊維を選ぶことになる。

    つまり、世界のボーイング社製航空機の主要な素材として採用されれば、業界内での「システム・ロックイン」状態を築くことは可能だろう。


    以上が記事の要旨ですが、私は自動車でも企んでいると思っています。
    炭素繊維関連メーカーとの合併・買収、供給する炭素繊維の種類を増やす。
    現在大手自動車メーカーと提携を始めています。
    それら提携する大手メーカーと「独占契約」を交わした時東レの株価は激しく上昇するはず。

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