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No.542
増益幅拡大 アルミ電解コンデン…
2021/09/19 10:34
増益幅拡大
アルミ電解コンデンサーが車載や産業機器向け中心に好調。5G、データセンター向け伸びる。顧客の電子部品在庫積み増しなどが想定超。自動車向けリチウムイオン電池セパレーターも米国、中国中心に増加。前号比で営業増益幅拡大。
増産対応需要増に伴い生産ラインの人員配置見直し、シフト調整など実施。当面は現状生産設備で対応。機能材開発を強化。 -
No.815
そーせいグループ(1935円、…
2021/09/15 15:35
そーせいグループ(1935円、前週比+4.1%)
8月12日終値で1549円を付けてから、約1カ月で23.9%上昇し、年初来高値圏の2000円突破をうかがう状況だ。その主な要因としては、8月12日に決算説明会で言及された、ムスカリン受容体作動薬プログラムに関する進展が挙げられる。
同社のムスカリンプログラムは、精神神経領域の新薬候補となる化合物群で、そーせいの最重要パイプラインに位置付けられる。2016年にアイルランドAllergan社(当時)に権利が導出され臨床開発が進んでいたが、2018年9月にその内の1つであるM1作動薬(HTL18318)に関する長期毒性試験で懸念が発生し、開発が中断した。その後Allergan社が米AbbVie社に買収され、ムスカリンプログラムはAbbVie社のパイプライン戦略に合致しなかったため、2021年1月にそーせいに権利が返還された経緯がある。
決算説明会では、ムスカリンプログラムの再導出について田村眞一CEOが「精神神経領域に強い複数の企業と交渉が進んでいる。遅くとも年内に導出できる可能性が非常に高い」と述べ、2021年末までの導出に対して自信を示した。また、それと並行して臨床試験入りの展望も示され、M4受容体作動薬(HTL16878)は、2022年上期にも第2相臨床試験入りするとした。また、新規M1受容体作動薬および既存のM1/M4デュアル作動薬に関しても、2022年中に臨床試験開始の準備が整うとした。再導出に伴うマイルストーンの獲得などが連想され、買いが集まっているものとみられる。
導出への展望が単なる希望的観測ではないとして、同社が紹介したのが競合他社の事例だ。そーせいと同じくM4受容体作動薬を開発している米Cerevel Therapeutics社が2021年6月、統合失調症を対象として行った第1b相試験で統合失調症スコアの統計的に有意な改善効果を示したと発表、製薬業界や投資家などの大きな注目を集めた。Cerevel社の株価は発表直後に2.5倍に上昇し、現在は3倍近い水準で推移している。そーせいは以前からCerevel社を競合として紹介していたが、そのポジティブな試験結果が出たことで、さらに説得力が高まっている。
だだ漏れ
2021/11/08 12:11
だだ漏れ