ここから本文です

投稿コメント一覧 (1492コメント)

  • >>No. 736

    【大きなお世話ですみません】

    贔屓の会社に投資する同志が増えることは大歓迎ですが,もし投資家として日が浅いようでしたら大けがをする前にいくつか確認をされておいた方がいいと思います。

    1.投資に対するリスク許容度を定めていますか?

    おそらく釈迦に説法ですが,株式投資には不確実性が付き物です。どの程度損失を被ってもよいのかを決めておくべきだと思います。また,その範囲が2%にも満たないレベルであればそもそもリスクがあるところにお金を預けないほうがよいです。

    2.ご自身で情報収集と研究考察,責任ある決断をされていますか。

    文面を拝見すると「助言」ではなく「答え」を求めておられるようにお見受けします。誰も未来のことを確実に言い当てられませんし,予想や予測を語ったとしてもその確実性について他人に対して責任を持つことはできません。他人に答えを求める人は得てして他人に責任まで求めがちです。そういう姿勢は自己責任を原則とする投資の世界とは相容れません。

    リスクの許容と自己責任の覚悟はどこまでおありでしょうか。

  • 【とやかく申し上げるのは気が引けますが】

    タイヤさんおはようございます。

    こちらの板での様々な方々の投稿は,内容はもちろんその姿勢や口調,人間性も含めてとても興味深く勉強になるなぁと思って拝見しております。こういった構図もたまに拝見しますがそれも含めて勉強になるなぁと。

    なので私などがとやかく申し上げる筋ではないのですが,あえてひと言だけ申し上げると,立場や環境やスタンスの違いで異なる性質のものについて,それを度外視して普遍的真実でありそれ以外は真実を解せぬ愚者であると決めつけるところに火種があるように見受けます。

    この板では,特に「投資家」(あるいは長期ホルダー)と「投機家」(あるいは短期トレーダー)の立場の方々の間でしばしば起こりがちです。それぞれ違う立場の人を否定したりせず,同じ立場の人に向けてアドバイスなり見解などを発信すればいいだけではないかなと思います。トレーダー向けとホルダー・インベスター向けで板がわかれていればいいのに……というのもよくある投稿ですね。

    これからマラソンを走ろうとする人に向けて「最初のコンマゼロ一秒の反応が勝負を決する」とか「7秒後に全力トップスピードにもっていかぬ愚か者は去れ」と言っても意味がないですし,逆の立場でスプリンターに「まずは先頭集団の後についてチャンスを窺え」というのもナンセンスです。私にはそんなやり取りに見えます。

  • ……と書いたせいかどうか,先ほどのサイト誘導書き込みが消えましたね。ああいうのは本当に迷惑なのでやめていただきたい。

  • あ,それと「ゴミ・サイト誘導用」も分けてあるといいですね。

  • よく言われます。願わくば「単語・吐き捨て用」「単文・実況用」「文章・議論用」のスレッドに分けてあるといいのですが。

  • 【祝・あつ森1周年】

    早いものであつ森の発売から1年が経ちました。1年経ってもゲームソフト売り上げランキング上位ということで,「現代ビジネス」にサブカルライターの河村鳴紘氏による記事が掲載されていますね。

    河村氏はゲーム業界にも造詣が深く,書かれる記事について首を傾げることはあまりありませんが,今回の記事ではアホルダー視点であえて(些末な点ですが)2点だけ指摘しておきたいと思います。

    その1。

    「ゲームソフトは基本的に発売直後に爆発的に売れるビジネスで、1ヵ月が経つと、他の新作ゲームにかき消されて一気に売れなくなります」

    この文の冒頭には「任天堂以外の」が必要ですね。あるいは最近では桃鉄の例もあるので「スイッチ以外の」というほうが実情に即しているでしょうか。

    その2。

    「「現金と預金」だけで約1兆1029億円(2020年12月末時点)を所有し、目先のカネを無理して取りにいきません。株主からは突き上げはあるかもしれませんが」

    突き上げません。このレベルのキャッシュがなければWiiUの不振期にモノ言う人たちによって経営のベクトルが曲がっていたかもしれません。

    真っ当な配当が続く限りにおいては,リスクを取りつつ「独創」を貫くために,こうしたキャッシュを持っておくのは当社に限っては意味のあることだと理解できます(短期視点のトレーダーの皆さんはどうか存じませんが)。


    ともあれ,1周年の節目をいい形で迎えられたのは喜ばしいです。この辺りでひとつ,(イベントではなく)大きめのアップデートがあるとより嬉しいのですが。

    ついでにリングフィットアドベンチャーも……。完全コンプした後の作業感にマンネリを感じて久しいです……。

  • 【WE ARE MARIO!】

    今日ついにグランドオープンを迎える SUPER NINTENDO WORLD。午前4時に最新の紹介動画が公開されて,日テレNEWS24などが紹介しています。

    動画ではマリオカートのライドアクションで楽しむ様子などが紹介されていて,やはり「笑顔」になっているプレーヤーの表情がとても印象的です。レインボーロードが再現されているところなど,マリオカートファンにとっては胸アツです。

    三菱UFJMSの村上さんにも,楽天の今中さんにも,ぜひこの空間を楽しんで見てほしいです。決算書類に計上されていない当社の莫大な資産が体感できると思います。

  • 【三菱UFJMSの視点】

    r i r a r i r aさんおはようございます。

    >果たして、三菱UFJMSの誰が、どんな理由で決めてるんでしょう

    そういえば誰だっけ,と思って今年2月と去年10月のレポートに関する記事を振り返ると,同社の村上宏俊シニアアナリストによるものですね。今年2月のレポートでは「懸念材料」として4点を挙げていました。これもニュース記事で振り返ると,

    >今後は下記4点の懸念材料を織り込む局面に入ると予想。
    >(1) スイッチハードピークアウトの影響(発売5期目の21/3期)
    >(2) 巣ごもりゲーム特需の反動減
    >(3) PS5との販売競争激化
    >(4) 子供中心に新ジャンルゲームの世界的な人気による影響

    とのこと。よくもまぁ会社の看板背負って素人以下の浅薄な見方を発表できるものだとある意味感心させられます(※個人の見解です)。

    「スイッチは単発ハードじゃなくて永続的プラットフォームとして見るんだよ」
    「巣ごもり期間に新規ユーザー開拓とデジタル販売拡大で収益基盤を作ったよ」
    「ソニーと任天堂はやっている商売が違うので正面からぶつかることはないよ」
    「世界的な人気を呼ぶ『新ジャンルゲーム』を創り出しているのは任天堂だよ」

    この4行だけでも,どなたか村上氏に伝えていただけませんかね。

  • 【みずほ証券の見解】

    みずほ証券の昨日付けのレポートを読みました。「22/3期も23/3期も好業績が続こう」と題し,安定した収益基盤を予想し評価する姿勢が好印象です。

    業績予想でも,今期で売上高1兆6,000億円余り,営業利益5,900億円程度を想定し,22/3期も23/3期も同水準で横ばいになるとしています。ソフトを中心に考えればこれよりも上振れすることも可能としていますが,新型機の投入やその採算の不透明性を考慮してあえて横ばい予想に抑えているとのことです。

    これにブルームバーグ望月氏の記事を重ねると,ソフトが牽引する売り上げ増に「記録的な」ハードの売り上げで更なる上振れのシナリオも描けそうです。

    ちなみに新目標株価の84,000円は,23/3期を参照年度として「ネットキャッシュなど考慮後の23/3期みずほ証券予想ベースPERで約19倍を適用」とのこと。控えめな横ばい予想に(前回同様の)控えめなPERで算出しています。

    昨今の逆風についてはカタリストの一旦出尽くしもあって仕方ないとしながら,視点はここから反転するかどうかではなく,反転するのは疑いようのない既定路線でそれが22/3期の1Qまでかかるか3月後半で兆しが見えるかの時間の問題との立場で,いずれにしても「株式相場の選好や季節性での押し目/アンダーパフォーム局面はエントリーをさぐる好機との見方も変わりない」としています。

    今後論点になるポイントとしては

    [1] 新作ソフトの充実
    [2] リカーリング収益の積み上げ
    [3] スイッチのライフサイクルとトランジション
    [4] エンゲージメント施策

    をあげてそれぞれの視点で材料をあげています。アホルダー視点で至極まっとうな議論です。

    みずほ証券,モトリーフール,モーニングスターと,アホルダー目線のプレーヤーの想定がいよいよ具体性を帯びてきました。これから数年の展開が実に楽しみです。

  • 【望月氏の記事は……】

    今日の望月氏の「市場関係者の予想を大きく超える記録的な販売」というのは,つまり「アホルダー諸氏の予想通りの記録的な販売」ということですね。

  • 【アホルダーの援軍,モトリーフールによると】

    昨日「これから数年~10年前後続くであろう暗黒期」と指摘のあった投稿に思わず反応して書き込みましたが,過去の据置機サイクルから類推したSwitchの「失速」や,あつ森などの今期のソフト売り上げが「一時的」あるいは「需要先食い」ではないかとの懸念は根強いようですね。

    前回の投稿では,そうした向きにはこちらの板の過去の投稿を読んで反論してほしい,と書き込みましたが,ちょうどこのタイミングでモトリーフールが新たな記事を載せていて,これが例によってアホルダーの視点の一部を端的にまとめてくれているので,任天堂の先行きに懐疑的な皆さんにはこの記事への反論から始めていただけると話がスムーズかなと思います。


    記事タイトルは A New Switch Could Help Nintendo Grow Profits For Years to Come (新型Switchは今後何年にもわたって任天堂の利益を増やすことに貢献する可能性がある)です。

    以下に記事の一部(と簡単な解釈)を引用します。

    特に,the sustainability of the Switch ecosystem(Switchエコシステムの持続性)というのは現在の任天堂やその株価を評価する際の1つのキーワードだろうと思います。個人的には,これをどう考えるか,その根拠は何かについて,様々な立場からの見解を伺ってみたいなと思います。


    Nintendo has a market cap of $64 billion. Back out the $14 billion in cash on its balance sheet, and it looks like the market is valuing Nintendo's operating business at $50 billion. That gives the stock a price-to-earnings (P/E) ratio of 11.75, which indicates that investors think Nintendo's profits are not sustainable over the long run. However, if the Switch 2 (not the official name) is a success, Nintendo will grow its earnings and could also see its P/E expand once the majority of investors realize the sustainability of the Switch ecosystem.

    任天堂は640億ドルの時価総額を持つ。バランスシートに記載されている140億ドルを除けば,市場は任天堂の営業活動に500億ドルの価値があると評価しているように見える。その視点で見るとPERは11.75倍
    となり,これは投資家が任天堂の利益は長期的に持続可能なものではないと判断していることを暗示している。しかしながら,もしSwitch 2(これは公式な名称ではないが)が成功を収めるなら,任天堂は
    増益となり,投資家の大多数がSwitchのエコシステムの持続性を認識すればPERの伸長を目にすることになるだろう。


    Overall, news that a new Switch console is coming should excite any investor in Nintendo. We don't know when it is coming, its core features, or even if it will have the same mobile-to-console hybrid ability as the original Switch. But one thing is for certain: if Nintendo can end or dampen its historical boom-bust cycle, leading to more consistent profits and cash generation, the stock looks like a bargain trading at less than 12-times earnings.

    全体的に見て,新型Switchが発売見込であるというニュースは任天堂のあらゆる投資家をわくわくさせることになる。それがいつなのかや,ポイントとなる特徴,あるいはそもそもオリジナル版と同様に携帯でも据置でも使えるというハイブリット機能があるのかさえ我々にはわからない。しかし,1つだけ確かなことがある。それは,もし任天堂がこれまで歴史的に持っていた,急激なブームと失速を繰り返すサイクルを断ち切るか抑制することができ,それがより持続的な利益やキャッシュ創出につながるのであれば,現在の(上記の視点で計算した)PER12倍未満の株価はバーゲン価格での取引に見える,ということである。

  • 【Switchの次はSwitch】

    URUさんこんばんは。いつも投稿楽しく拝見しております。

    巷ではまだ「ハードサイクル」と「Switchの次のハード」をめぐって憶測が飛んでいますけど,たぶんプラットフォームとしてのSwitchが消えることはしばらくなくて,その中で機体が(本体とJoy-Conとドックのそれぞれで)アップデートするなりバリエーションを増やすなりしていくんだろうと思います(こちらの板の古株諸氏もおおかたその目線かと思います)。

    「Switchプラットフォーム」の次を考えるのは,PCで「Windowsの次」とかスマホで「Androidの次」を考えるくらいずいぶん先の話になるのではないかと。

    そうでなければ,わざわざ作り直したネットサービスに「Switch」の名前を冠したり,3DSシリーズのIP資産をSwitchに移して統合したりしないはずです。

    昔の据置ハードを前提としたサイクル論をいまだに唱える向きにはそうした点について反論するところから始めてほしいですね。

  • 【ゆめゆめ……】

    ちょっと下で興味深い投稿を拝見しました。曰く

    「任天堂のハードは歴史を振り返れば一世代ごとに好調期と低迷期を繰り返している(スーファミ→64→Wii→WiiU→Switch)」

    一瞬「ほー」と思いかけましたが,そうするとファミコンは低迷期のハードだったということでしょうかね。そしてGAME CUBEは「任天堂のハード」と呼べる代物ではなかった? GAME BOYシリーズは? DSシリーズは?

    思考や表現には自由がありますが,言いたいことを先に決めて都合の良い事実だけを恣意的につまみ食いする姿勢には賛同しかねます。これを見て「そう思う」という方がいらっしゃるのもちょっと不思議です。

    アホルダーはこれから数年~10年前後続くであろう黄金期の株価を考えてホールドしており,その根拠をかなり前から提示しています。そうした内容を踏まえたうえで論理的に反論されれば読み応えのあるものになると思いますが,いかがでしょうか。

    努々,安易なこじつけに走るかたなきよう。

  • 【モーニングスター……このタイミングで】

    モーニングスターの配信記事ですね。有料記事のようなので全文引用は控えますが,次のような内容でした。

     ・東海東京証券が4日目標10万円を打ち出した。
     ・あつ森の異例のヒットで「温存していた」大型タイトルの投入が決まるなど来期は新作ラッシュを予想。
     ・PS5が足踏みする一方Switchは次世代機の噂。年内発売の観測も。

    で,最後は「任天堂をめぐる投資家の期待を支える」と締めくくっていますが……。

    これを今日の大引け後のタイミングで出すというのがなんとも……。皮肉で言っているのか,励ましたいのか,あるいは「投機家」はともかく「投資家」の期待を支えると言いたいのか……。

    確かに投資家から見れば今はバーゲンプライスに見えますが,ここまでサンドバッグ状態になるといい気はしないですし,そこでこういう記事を見ると嫌味にも見えてしまいそうです……。

    まぁ近い将来笑い話になるでしょうからしばらくおとなしく待ちましょうかね。

  • 【「リジッド」となると……】

    DEVILMANさんおはようございます。

    >曲げられるから、円形画面にして4人円形になって対戦可能とか笑笑。

    それが,どうも曲げられないタイプのようです。望月氏によればサムスンがSwitch向けに供給するのは「リジッド」タイプのもので,これですとガラスが入りますので自由な変形ができません。その代わりとても安価に供給はできるようですが。

    私も当初「有機EL」の文字を見て,NX時代に騒がれた楕円形のディスプレイ搭載コントローラの噂が頭をよぎったのですが,安価なパネルを選択するとなると,こういう冒険はしない方向なのかなと思います。

    リジッドで長方形の有機ELであれば,ある意味「枯れた技術」になりつつありますし。

  • 【有機ELパネル報道で妄想】

    皆さんおはようございます。週末長文妄想家のF_Hです。

    今週は株価の動きに反応する書き込みが多くてその中に埋もれてしまいましたが,ブルームバーグの望月さんが新型Switchのディスプレイについて記事を出していましたね。ただその反応は控えめに言って「限定的」でした。

    日経新聞でも4日にエース経済研究所の安田秀樹氏の「現行モデルと比べて発色が異なりユーザーに訴求できる可能性があるが、現段階では売れ行きを見極めにくいとして株価への反応が限られたようだ」というコメントを引用して報道していました。膨大なインデックス売りや任天堂の22年3月期の減益懸念を覆すほどのパワーはなかった,ということのようですね。

    有機ELが採用されて外部出力で4K映像が可能となれば,それは「きれいで高精細」ということで進化でしょうし,またパネルが薄く軽く低消費電力になればバッテリーが長持ちして持ち運びもしやすい,というメリットには繋がりそうです。

    ただ,任天堂がこれを正面から訴求しそうか,というとそこには疑問符がつくと思います。娯楽体験の本質的な向上に直接的に関係する部分とは言い難いからです。

    もし新型機が有機ELパネルを採用する「だけ」であれば,それはProと呼ばれている機体ではなく,「画面がきれいになったモデル」とか「軽量ロングバッテリーになったモデル」程度の位置づけで,前回のバッテリー寿命改良モデルと同等の位置づけくらいが妥当かなと思います(これはこれでスタンダードが上がる点でメリットではありますが)。

    一方,有機ELパネルや4K出力だからこそ可能になる新しい体験があるとすれば,それを搭載したモデルこそが上位機種としてふさわしいでしょう。

    ではそれは一体何か。ここからが妄想家の遊びですが,以前噂レベルで報じられた「形に驚く」や「2画面仕様の仕込み」も考慮するなら,やはり「出力画面の多様化」かなぁと思います。

    まず本体画面の有機EL化ではパネルの薄型化,軽量化,低消費電力化が期待できます。一方リジッド型ですから奇抜な変形タイプは期待できません。これをそのまま1枚載せれば「軽く美しくバッテリー長持ち」な新型(上記の新タイプ)ですが,欲張って2枚載せることができれば新しい遊び方を訴求できるかもしれません。

    表示装置が2枚あると真っ先に思いつくのはDSシリーズの資産活用です。Switch Online でDSをエミュレートするサービスを提供することもできるかもしれません。ただ先日のダイレクトでMiitopiaをリメイクする発表があり,必ずしも2画面でなくても資産活用は可能でしょうからDSの資産活用はおまけ的なものになるかもしれません。

    ではDSとは別の点で2画面の活用法は,と考えると,1つは純粋に2画面を活用する新しい遊びで,もう1つは「画面のおすそ分け」かな,と思います。

    2画面活用のゲームについてはテレビ出力の活用にちょっと疑問符が付きますが,それでも4Kの解像度があれば縦に2つ並べて表示しても必要な解像度が確保されますし,PC用のディスプレイなど縦置きができる装置に対応すればプレイスタイルの幅が広がりそうです。

    また,マリオカートのように4人プレーで楽しむゲームを4Kで4分割表示対応にすれば,各プレーヤーでフルHD分の表示領域を確保できます。もし任天堂機で4Kを売りにするなら「フルHDで4人分を同時表示」は訴求力があると思います。

    もう1つの「画面のおすそ分け」については,WiiUで培った低遅延の画像転送技術がSwitchで生かせば可能かな,と思います。

    現在のSwitchではJoy-Conのみ「おすそ分け」スタイルができますが,もしJoy-Conの片方とともに新型機に搭載の2画面のうち1画面を取り外してワイヤレスで相手に「おすそ分け」ができれば,Switchを持っていない相手にも画面1枚とJoy-Con1個が揃って簡単な対戦ゲームができるでしょう。

    相手側はコントローラと表示装置のみで処理は自機側で行う,というある意味ミニマムなクラウドコンピューティングみたいなものです。

    思い起こせばWiiUはゲームパッド側に入力装置と出力(表示)装置があり,処理はWiiU本体で行うという,今日のクラウドゲームの最も原始的な姿を提示していました。ただし低遅延には徹底的にこだわり,そこにかなりの開発リソースをつぎ込んでいました。当時の記事を読み返すと,レイテンシーは1/60秒程度にまで抑えられていたそうです。

    この技術を2画面(うち1つは着脱可能な)Switchで使えば「おすそ分け」の定義を広げて,これまでゲームコンソールを購入したことがないような人にも訴求がしやすくなるように思います。

    有機EL採用でただ単に「色が美しい」「きめ細かい」という特徴をアピールしても「だったら大型の有機ELテレビでPS5をプレーすればいい」という話になりかねませんので,やはりそこには任天堂らしい,遊びの進化・深化・真価に関わる付加価値が欲しいところです。

    搭載ディスプレイの「おすそ分け」や外部4K出力を「フルHD×4」として扱う見方はSwitchの「いつでも、どこでも、だれとでも」のプレースタイルをより豊かにすることに寄与しそうに思いますが,皆さんはいかがお考えでしょうか。

  • 【数字と思惑】

    その通り,数字(数値)はウソをつきません。正しいと思います。ただ,その解釈はたいてい恣意的なものです(我々アホルダーも含めて)。

    古代ギリシャの哲学者エピクテトスは言いました。

    「人々を不安にするものは、事柄ではなくて、事柄についての思惑だ。」

    「思惑」の部分は人によって「判断」「解釈」などとされますが,いずれにせよ人は物事をありのままに見ることはできず,不可避的に使うフィルターの色や種類によって心を惑わされるものなのでしょう。2000年経っても真実だと思います。

  • 【「理論株価」の妥当性】

    いくつかの指標から注目するものを取り上げて「理論株価」を算出する手法は「みんかぶリサーチ」などでもやっていますね。

    「みんかぶ」の理論株価は48,000円台で先ほどのシンタ氏と似た水準になっていますが,こちらは参考指標と算出根拠を(かなり機械的ではありますが)記述しています。基本的に過去の推移を元に算出していますので,ある意味「未来が過去の延長線上にある」前提です。

    ここ数年で任天堂に中長期視点で投資している人たちは,任天堂が今築いているのはそういう未来ではないことを確信してお金をつぎ込んでいますので,みんかぶタイプの「理論株価」の視点とは相容れません。

    もちろん,どちらが正しいかはしばらく待って振り返らなければわかりません。ただ,百歩譲って「理論株価」の正当性を重視するにしても,少なくとも今は様々な意味で任天堂がゲームチェンジをしようとしている最中ですから,その「転換点」への投資として2万円ほどのプレミアムが付いていると解釈するなら,今の株価でもそこそこ妥当であるかむしろ安いくらいという判断はあってよいと思います。

  • 【どうもこうも……】

    動画拝見しました。この方の動画は初見で,どういう方か(コメント欄の紹介以上のことは)存じ上げませんが……

     冒頭約7分……任天堂の歴史紹介(事実なので誰が調べても同じ)
     続き約5分……会社紹介(ほぼ公式サイトの記述と公式発表の引用)
     最後約1分……「独自の計算方法に基づいて算出した理論株価は43,748円。ゆえに割高。以上。」

    その「独自の計算方法」と「理論」の中身を伺いたいのですが……。最初の12分をそれと差し替えてほしいです。

    せめて「独自の計算方法」だと43,748円なのに,どうして市場がそれよりも「割高」な水準で取引しているのかの解釈くらい,していただけないものでしょうかね。

  • 【光輝と光と伝説と】

    リアタイ視聴のために仮眠のつもりが寝すぎてついさっき見ました。内容はちょっと意外でしたね。

    個人的には「歴史紹介からのユナイト・スリープの最新情報,そしてコラボとグッズ紹介でダイパはスルー,のちネット炎上」が想定されるメインシナリオで,「Switch Online にゲームボーイ(のポケモン)追加」と「初代ポケモンモチーフ Switch Lite」がサプライズかなぁ,なんて思っていました。

    当たったのは「歴史紹介」だけで,ネットの期待通りにダイパのリメイクが発表,さらにレジェンズまで登場でネット歓喜。一方ユナイトとスリープは完全スルー。思わぬ展開でした。

    ダイパはどちらかというと当時を知る人をメインターゲットに据えた印象ですね。ソードシールドに寄せるのではなくDSの雰囲気を残した手法には賛否がありそうですが,オリジナルに思い入れがある人ならこのほうが嬉しいでしょう。タイトルが「コウキ」と「ヒカリ」を連想させるのも洒落ています。

    一方,同じ世界をモチーフにしながら Legends というくくりで再構成した作品も加わりました。こちらがある意味現代的なアプローチ重視でのリメイクと言えるかもしれませんね。ゼルダの伝説のような世界が好きな人であればこっちにわくわくします(実際ブレワイに似た感じでした)。

    たぶん,Legends と複数形なのは他のポケモンタイトルについても同様の展開でオープンワールド(オープンエア?)系の再構築作品シリーズを揃える意図があるのでしょうね。

    うん,ちゃんとわくわくする。やっぱり新作ソフトの紹介はこうでなくちゃ。

本文はここまでです このページの先頭へ