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株式新聞

ＡＳＭＬ決算が期待外れに、半導体のレーザーテクなど値を消す
ニュース
2024/4/17 14:39

　半導体露光装置世界最大手のＡＳＭＬホールディング（オランダ）は、２０２４年の売上高が前年並みにとどまりそうだと発表した。１～３月の受注高が前四半期比で大きく減少したことも響き、この日の東京株式市場で関連銘柄の一角が値を消す展開になっている。

　ＡＳＭＬは日本時間１７日午後２時に、１～３月（今１２月期第１四半期）決算を発表した。売上高は会社見通しの上限をやや上回る５３億ユーロ（前年同期比２１％減）を確保したものの、受注高は前四半期の９２億ユーロから大幅減の３６億ユーロにとどまった。このうち、先端プロセスのＥＵＶ（極端紫外線）露光向け装置は、７億ユーロ（前四半期は５６億ユーロ）だった。

　これを受け、半導体検査装置のレーザーテック（６９２０）が大幅マイナス圏まで値下がりしたほか、プラス圏で推移していた東京エレクトロン（８０３５）も上げ幅を急縮小している。ＳＣＲＥＥＮホールディングス（＝スクリン、７７３５）もマイナス転換し、アドバンテスト（６８５７）は下げ幅を拡大するなど、市場の期待に反する結果が関連株の値動きに反映されている。

　ＡＳＭＬは４～６月（第２四半期）について、売上高の見通しを約６０億ユーロ（前年同期は６９億ユーロ）とした。