No.40962
三井化学、細胞培養プレートで新製品
ミニ臓器を育て創薬支援
三井化学は5日、細胞培養プレート「InnoCell」の新製品を発売したと発表した。薬の評価などに使うミニ臓器(オルガノイド)を培養するためのもので、高い酸素透過性などを強みに創薬研究を支援する。
InnoCellはヒトの臓器に近いオルガノイドを育てることができる細胞培養プレートだ。プレートには酸素をよく通す高い透明性の特殊な樹脂フィルムを使い、細胞を元気な状態で成長させながら観察もしやすくしたのが特徴だ。
1日に販売を開始した新製品の「Pタイプ」は、iPS細胞由来の腸や腎臓、脳などのオルガノイド培養に適しているという。培養できる臓器が異なる2タイプを既に販売しており、製品群を拡充することになる。
創薬研究では薬の効果や副作用などをより生体に近い環境で評価できる手法として、オルガノイドなどの細胞評価モデルの重要性が高まりつつある。InnoCellは従来の他のプレートより高い酸素透過性などを生かすことで、生体に近い3次元の細胞を育てられ、製薬企業や大学の研究所などで使われている。
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