長谷工、竹チップの製造工場を新設 杭汚泥の固化材や農業資材に
2025年12月24日 12:53の記事の抜粋
長谷工コーポレーションは、千葉県成田市に竹チップの製造工場を新設すると発表した。竹林の有効活用と建設副産物の再資源化を目的とする施設で、千葉県森林組合や周辺自治体、NPO法人などから調達した竹材をチップ化して建設資材や農業資材として販売する。2026年3月に着工し、同年10月の本格稼働を予定している。
建設現場で発生する汚泥に竹チップを添加して固化し、盛り土材などとして活用できるようにする技術だ。伐採後の竹を有効利用できるので竹害問題の解決につながる。また、竹の成長過程で吸収したCO2の地中貯留や、セメント系固化材の使用量削減によるCO2排出量削減にもつながる。
また竹チップの用途拡大にも注力し、仮設地盤改良や植栽材、農業資材としての利活用など多様な分野での応用を進める。
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