2025年２月期決算短信の要約
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薬王堂ホールディングスの2025年2月期連結業績は、新規出店や既存店改装により売上高が6.8％増の1,519億5,700万円、営業利益が5.2％増の54億8,100万円となりました。厳しい経営環境の中、全部門で売上高が増加し、特にフード部門が8.3％増と好調でした。今後は東北エリアに加え関東への出店を進め、ローコストオペレーションの推進により持続的な成長を目指します。
主な事業セグメント
薬王堂ホールディングスは、ドラッグストア事業を主要な事業としています。ヘルス、ビューティ、ホーム、フードの4つの部門で商品を提供し、東北地方を中心に403店舗（うち調剤併設型3店舗、調剤専門薬局1店舗）を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年2月期の連結業績は、売上高が1,519億5,700万円（前年同期比6.8％増）、営業利益54億8,100万円（同5.2％増）、経常利益57億7,800万円（同2.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益42億7,500万円（同11.8％増）となりました。新規出店17店舗や既存店54店舗の改装により、売上高は全部門で増加しましたが、物価上昇に伴う消費者の節約志向が継続し、経営環境は厳しい状況でした。
貸借対照表の変化
資産合計は799億7,600万円（前期末比91億9,200万円増）となりました。主な増加要因は、現金及び預金が22億1,300万円増加、新規出店等に伴う商品が32億1,900万円増加したことです。負債合計は429億1,100万円（同54億4,100万円増）となり、主に買掛金と長期借入金の増加によるものです。純資産合計は370億6,500万円（同37億5,100万円増）となり、主に利益剰余金の増加によるものです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは44億8,900万円の収入（前年同期比20.2％減）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益56億8,000万円、減価償却費29億4,600万円、棚卸資産の増加32億1,900万円です。投資活動によるキャッシュ・フローは45億7,200万円の支出（同101.6％増）となり、主に新規出店に伴う有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは22億9,700万円の収入（前年同期は36億8,800万円の支出）となり、主に長期借入れによる収入60億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上高1,682億円（前年同期比10.7％増）、営業利益57億5,000万円（同4.9％増）、経常利益60億5,000万円（同4.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益44億円（同2.9％増）を見込んでいます。東北エリアに加え関東への出店を進めるとともに、店舗作業の軽減や物流の効率化によるローコストオペレーションの推進に取り組む方針です。
株主還元
2025年2月期の1株当たり配当金は28円（前期比2円増）、配当金総額は5億4,800万円となりました。2026年2月期の1株当たり配当金は29円（前期比1円増）を予定しています。
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