2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社ヨータイの2025年3月期第3四半期決算は、売上高が微増の223億1,300万円となる一方、営業利益と経常利益は微減となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比27.4%減の19億5,100万円と大幅減少しましたが、これは前年の特別利益の反動減が主因です。自己資本比率は78.2%に上昇し、財務基盤は引き続き安定しています。
主な事業セグメント
株式会社ヨータイは、耐火物等事業とエンジニアリング事業を主な事業セグメントとしています。耐火物等事業では耐火物製品の製造販売を、エンジニアリング事業では耐火物の設計施工等を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は223億1,300万円（前年同期比0.2%増）となりました。営業利益は26億2,700万円（同3.0%減）、経常利益は27億6,700万円（同1.2%減）となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は19億5,100万円（同27.4%減）と大幅に減少しています。耐火物等事業の売上高は増加しましたが、エンジニアリング事業の売上高は減少しました。前年同期に計上された関係会社出資金売却益の反動減が純利益減少の主因と考えられます。
貸借対照表の変化
当第3四半期連結会計期間末の総資産は410億2,500万円（前期末比3.5%減）となりました。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が12億2,400万円減少（同10.9%減）、現金及び預金が9億5,000万円減少（同14.7%減）しました。一方、電子記録債権が4億7,300万円増加（同25.8%増）、有形固定資産が3億8,600万円増加（同5.0%増）しています。純資産は320億8,500万円（同1.4%減）となり、自己資本比率は78.2%に上昇しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、現金及び預金が9億5,000万円減少していることから、営業活動によるキャッシュ・フローが減少している可能性があります。これは主に法人税等の支払いによるものと推測されます。一方、有形固定資産の増加から、設備投資等の投資活動によるキャッシュ・アウトフローがあったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高295億円（前期比1.3%増）、営業利益34億円（同5.6%減）、経常利益35億円（同5.5%減）、親会社株主に帰属する当期純利益24億5,000万円（同36.8%減）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、通期予想は据え置かれています。純利益の大幅減少予想は、前期の特別利益の反動減を織り込んでいるためと考えられます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり90円（中間45円、期末45円）を予定しています。これは前期の年間配当金85円から5円の増配となります。配当性向は68.5%と高水準を維持する見通しです。
注意事項
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