2025年３月期決算短信の要約
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株式会社ヨータイの2025年3月期連結業績は、売上高が過去最高の293億500万円(前期比0.6%増)を達成しましたが、利益面では減益となりました。営業利益34億8,400万円(同3.3%減)、経常利益36億4,000万円(同1.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益26億2,300万円(同32.4%減)と、特に純利益の落ち込みが顕著でした。
主な事業セグメント
株式会社ヨータイは、耐火物等事業とエンジニアリング事業を主な事業セグメントとしています。耐火物等事業では各種耐火れんがや不定形耐火物を製造販売し、エンジニアリング事業では工業用窯炉や環境設備の設計・施工を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の293億500万円と過去最高を更新しました。一方、営業利益は前年同期比3.3%減の34億8,400万円、経常利益は1.7%減の36億4,000万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比32.4%減の26億2,300万円と大幅減益となりました。耐火物等事業の売上高は0.9%増、エンジニアリング事業は0.8%減となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比2.7%減の413億7,900万円となりました。主な要因は受取手形及び売掛金の減少です。負債は前期末比15.7%減の84億3,000万円となり、未払法人税等や未払費用が減少しました。純資産は前期末比1.3%増の329億4,800万円となり、自己資本比率は3.1ポイント上昇して79.6%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比5億6,700万円増の44億3,100万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、前期比14億9,100万円増の22億4,500万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、前期比2億7,300万円減の22億6,300万円の支出となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末より4,700万円減少し、64億1,200万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高300億円(前期比2.4%増)、営業利益38億円(同9.1%増)、経常利益39億円(同7.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益26億円(同0.9%減)を見込んでいます。不透明な経済環境が続く中、高付加価値製品の販売拡大や生産体制の強化による合理化・効率化を推進し、企業価値向上を目指す方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期比5円増配の1株当たり90円(中間45円、期末45円)となる予定です。2026年3月期も同額の年間90円(中間45円、期末45円)の配当を予定しています。
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