2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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日本ガイシ株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、売上高4,554億円（前年同期比7.8％増）、営業利益624億円（同24.0％増）と増収増益となりました。半導体製造装置用製品やがいし製品の好調な出荷が業績を牽引し、通期予想も増収増益を見込んでいます。自己資本比率は62.2％と健全な財務体質を維持しています。
主な事業セグメント
日本ガイシ株式会社の主な事業セグメントは、エンバイロメント事業、デジタルソサエティ事業、エネルギー＆インダストリー事業です。エンバイロメント事業では自動車関連製品、デジタルソサエティ事業では半導体製造装置用製品、エネルギー＆インダストリー事業ではがいし製品などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は前年同期比7.8％増の4,554億5,100万円となりました。営業利益は24.0％増の624億1,300万円、経常利益は29.4％増の614億1,600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は21.0％増の410億100万円と、大幅な増収増益となりました。デジタルソサエティ事業の半導体製造装置用製品の出荷集中や、エネルギー＆インダストリー事業のがいし製品の好調な出荷が業績を牽引しました。
貸借対照表の変化
当第３四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末比2.3％増の1兆1,531億4,800万円となりました。主に棚卸資産や有価証券が増加しました。負債合計は0.8％増の4,278億100万円、純資産合計は3.1％増の7,253億4,700万円となりました。自己資本比率は62.2％と、前連結会計年度末から0.5ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュ・フローは棚卸資産の増加などにより減少、投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の取得などにより減少、財務活動によるキャッシュ・フローは短期借入金や社債の増加により増加したと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高6,200億円（前期比7.1％増）、営業利益780億円（同17.5％増）、経常利益740億円（同17.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益530億円（同30.7％増）と、増収増益を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえても、この予想は据え置かれています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期から10円増配の1株当たり60円（中間30円、期末30円）を予定しています。配当性向は33.4％となる見込みです。
注意事項
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