ビジネス・ワンホールディングス(株)の決算情報

ビジネス・ワンホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、不動産事業、マンション管理事業、賃貸事業、家具・家電レンタル事業、ソフトウェア事業、ファイナンス事業、建設事業の7つです。各事業で収益構造の強化と収益基盤の拡大を目指しています。

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が117.26億円（前年同期比21.3％増）と大幅に増加しました。しかし、営業利益は10.05億円（同16.5％減）、経常利益は8.5億円（同20.7％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は5.35億円（同23.6％減）と減益となりました。新たに建設事業が加わったことで売上高は伸びましたが、不動産事業での長期在庫処分の影響などにより利益は減少しています。

資産合計は307.35億円（前期末比7.7％増）となりました。主な増加要因は、販売用不動産の3.38億円増、営業貸付金の3.62億円増、建物及び構築物の5.02億円増、土地の5.08億円増です。負債合計は248.84億円（同5.8％増）で、主に長期借入金が14.49億円増加しました。純資産は58.5億円（同16.4％増）となり、自己資本比率は18.0％（前期末17.6％）に改善しています。

キャッシュ・フロー計算書の詳細な開示はありませんが、現金及び預金は36.71億円（前期末比2.6％増）となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、販売用不動産や営業貸付金の増加により減少した可能性があります。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得により大きく減少したと推測されます。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の増加により増加したと考えられます。

2025年3月期の連結業績予想は、売上高140億円（前期比4.4％増）、営業利益14億円（同5.2％増）、経常利益12億円（同3.6％増）、親会社株主に帰属する当期純利益8億円（同7.7％増）と増収増益を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期での業績回復を期待していることが伺えます。

2025年3月期の配当予想は、1株当たり年間10円（前期と同額）となっています。配当総額や配当性向については具体的な記載がありませんが、安定した株主還元を継続する方針と推測されます。