2025年６月期 第２四半期（中間期）決算短信の要約
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フリー株式会社の2025年6月期中間期決算は、売上高が前年同期比29.6%増の152.5億円、調整後営業利益が14.56億円と大幅に改善し、黒字転換を達成しました。プラットフォーム事業のARRは29.1%増、有料課金ユーザー企業数は19.6%増と順調に成長しており、通期業績予想も上方修正されています。
主な事業セグメント
フリー株式会社は、スモールビジネス向けにクラウド会計ソフトとクラウド人事労務ソフトを提供するプラットフォーム事業を展開しています。主要サービスは「freee会計」と「freee人事労務」です。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は前年同期比29.6%増の152.5億円となりました。調整後営業利益は14.56億円（前年同期は43.37億円の損失）、営業利益は8.68億円（同47.15億円の損失）と大幅に改善しました。親会社株主に帰属する中間純利益は7.97億円（同62.06億円の損失）となり、黒字転換を達成しています。プラットフォーム事業のARRは前年同期末比29.1%増の300.15億円、有料課金ユーザー企業数は19.6%増の564,828件、ARPUは8.0%増の5.31万円と、各指標で成長が見られます。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比8.1%増の432.02億円となりました。主な増加要因は、ソフトウェアが13.07億円、立替金が9.85億円、預託金が9.59億円増加したことです。負債は7.9%増の248.12億円となり、主に短期借入金が18億円増加しました。純資産は8.5%増の183.9億円となり、親会社株主に帰属する中間純利益7.97億円の計上が主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは19.26億円の支出となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益8.13億円を計上したものの、前払費用の増加13.19億円や立替金の増加9.85億円、預託金の増加9.59億円があったためです。投資活動によるキャッシュ・フローは24.79億円の支出となり、主に無形固定資産の取得による支出20.7億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは18.64億円の収入となり、主に短期借入金の純増額18億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期の通期業績予想について、売上高は330.6億円（2024年6月期プラットフォーム事業売上高比30.0%増）を見込んでいます。調整後営業利益は1,800～25億円（調整後営業利益率5.4%～7.6%）に上方修正されました。これは、当中間連結会計期間における獲得生産性の向上やソフトウェア資産計上の実績を踏まえたものです。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年6月期の期末配当予想は0円とされています。
注意事項
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