令和7年8月期 決算短信の要約
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アクサスホールディングス株式会社の当期業績は、売上高121.34億円(前期比3.5%増)、営業利益1.64億円(前期は1,400万円)と増収増益となりました。小売事業の売上高減少を卸売事業と不動産事業の増収でカバーし、経常利益も黒字転換しました。親会社株主に帰属する当期純利益は2.21億円(前期比605.4%増)と大幅増益を達成しています。
主な事業セグメント
アクサスホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、小売事業、卸売事業、不動産事業の3つです。小売事業では生活必需品や雑貨等を販売し、卸売事業では洋酒等を全国のホールセラー・ショップ等へ卸売販売しています。不動産事業ではビルテナント、店舗テナント等の不動産を賃貸しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は121.34億円(前期比3.5%増)、営業利益1.64億円(前期は1,400万円)、経常利益300万円(前期は1.02億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益2.21億円(前期比605.4%増)となりました。小売事業の売上高は78.76億円(前期比7.2%減)、卸売事業は44.32億円(同28.0%増)、不動産事業は6.9億円(同5.4%増)でした。新規出店や海外販路開拓に取り組みましたが、円安の影響で仕入コストが上昇しました。
貸借対照表の変化
総資産は156.83億円(前期末比5.6%減)、負債合計は134.85億円(同7.5%減)、純資産合計は21.98億円(同8.5%増)となりました。自己資本比率は14.0%(同1.8ポイント増)に改善しています。主な変動要因として、現金及び預金が5.4億円減少し、棚卸資産が5.95億円増加しました。また、有形固定資産が24.63億円減少しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは11.93億円の支出(前期は7.49億円の収入)となりました。主な要因は棚卸資産の増加12.76億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは17.65億円の収入(前期は3.48億円の支出)となり、主に有形固定資産の売却による収入27.59億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは11.12億円の支出(前期は1.43億円の収入)となり、主に長期借入金の返済16.79億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績見通しは、売上高131.72億円(前期比8.6%増)、営業利益4.32億円(同162.5%増)、経常利益2.83億円(前期は300万円)、親会社株主に帰属する当期純利益2.5億円(前期比13.0%増)を予想しています。インバウンド需要の拡大や所得増加による個人消費の持ち直しが期待される一方、資源・エネルギー価格の高騰や生活必需品の値上げ等により、先行きは不透明な状況が続くと見込んでいます。
株主還元
当期の期末配当は1株当たり2円00銭(普通配当2円00銭)とし、次期の配当金も1株当たり2円00銭(普通配当2円00銭)を予定しています。配当金総額は6,000万円、配当性向(連結)は27.4%となっています。
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