2025年６月期第２四半期（中間期）決算短信の要約
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株式会社テクニスコの2025年6月期中間期決算は、中国市場の低迷や競争激化により売上高が29.7％減少し16.74億円となり、3.73億円の営業損失を計上しました。資産は前期末比14.5％減の81.29億円、純資産は9.5％減の42.4億円となり、財務基盤が悪化しています。通期予想は売上高45.2億円、6.3億円の純損失を見込んでおり、厳しい事業環境が続くことが予想されます。
主な事業セグメント
株式会社テクニスコは、産業用レーザー機器市場向け高性能ヒートシンクとガラス製品を主力とする精密加工部品事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の業績は、売上高が16.74億円（前年同期比29.7％減）、営業損失3.73億円（前年同期は9,600万円の損失）となりました。主に中国市場での景況感悪化や競合との価格競争、一部顧客の需要減少により、ヒートシンク製品全体の売上高が減少しました。ガラス製品も日本・欧州向けの短期的需要変動により売上高が減少しました。
貸借対照表の変化
資産は前連結会計年度末比14.5％減の81.29億円となりました。主な要因は、現金及び預金の7.56億円減少、受取手形及び売掛金の2.37億円減少です。負債は19.3％減の38.88億円となり、主に短期借入金の2.69億円減少、長期借入金の4.67億円減少によるものです。純資産は9.5％減の42.4億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.08億円の収入となり、主に減価償却費2.65億円、売上債権の減少2.13億円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは1.89億円の支出となり、主に有形固定資産の取得による支出1.37億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは7.07億円の支出となり、主に短期借入金の純減額2.69億円、長期借入金の返済による支出4.25億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期の通期連結業績予想は、売上高45.2億円（前期比3.5％減）、営業損失6億円、経常損失6.2億円、親会社株主に帰属する当期純損失6.3億円を見込んでいます。前回公表の業績予想からの変更はありません。
株主還元
配当については、2024年6月期、2025年6月期ともに年間配当金0円が予定されています。
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