2025年９月期 第１四半期決算短信の要約
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株式会社メディネットの2025年9月期第1四半期決算は、売上高2.04億円（前年同期比17.7%減）、営業損失3.82億円と減収増損となりました。特定細胞加工の受注は安定しているものの、前年同期の技術移転一時金の反動や先行投資による費用増加が業績悪化の要因となっています。通期予想は売上高9.3億円（前期比21.0%増）を見込むも、損失計上が継続する見通しです。
主な事業セグメント
株式会社メディネットは、細胞加工業と再生医療等製品事業を主な事業セグメントとしています。細胞加工業では特定細胞加工物製造業、CDMO事業、バリューチェーン事業を展開し、再生医療等製品事業では新たな開発候補品の獲得を目指しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期累計期間の売上高は2.04億円（前年同期比17.7%減）となりました。特定細胞加工の売上高は安定受注により増加しましたが、前年同期に計上した技術移転一時金が発生しなかったことが減収の主因です。損益面では、売上高の減少に加え、細胞加工受託拡大に向けた先行投資による原価増加や販売費の増加により、営業損失は3.82億円（前年同期は2.93億円の損失）に拡大しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前事業年度末比3.98億円減の53.01億円となりました。主な要因は現金及び預金の4.92億円減少です。負債合計は3,200万円減の4.76億円、純資産合計は3.65億円減の48.24億円となりました。自己資本比率は91.0%（前事業年度末比0.1ポイント減）となっています。
キャッシュフローの変化
当第1四半期累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は2,475.8万円（前年同期は2,737.7万円）となっています。現金及び預金の大幅な減少が見られることから、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなった可能性が高いと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の通期業績予想は、売上高9.3億円（前期比21.0%増）、営業損失14.91億円、経常損失14.85億円、当期純損失14.89億円を見込んでいます。前回公表からの変更はありません。売上高は増加を見込むものの、損失は継続する見通しとなっています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、業績予想では損失が継続する見通しであることから、当面は無配が続く可能性が高いと推測されます。
注意事項
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