2025年３月期決算短信の要約
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オリエンタル白石株式会社の2025年3月期決算では、売上高645億5,300万円（前年同期比4.2％減）、営業利益54億3,400万円（同16.8％減）と減収減益となりました。一方で、受注残高は987億2,400万円（同0.5％増）と微増し、次期以降の業績に期待が持てます。新規連結子会社の取得により、今後の事業拡大が見込まれています。
主な事業セグメント
オリエンタル白石株式会社の主な事業セグメントは、建設事業、鋼構造物事業、港湾事業です。建設事業ではPC土木構造物の建設工事や補修補強工事、鋼構造物事業では橋梁等の設計・製作・架設工事、港湾事業では港湾・土木・建築工事を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は645億5,300万円（前年同期比4.2％減）、営業利益は54億3,400万円（同16.8％減）、経常利益は55億5,600万円（同15.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益は37億1,500万円（同19.8％減）となりました。各セグメントで前年同期比減少となり、特に鋼構造物事業と港湾事業の減少が目立ちます。一方で、受注残高は987億2,400万円（同0.5％増）と微増しています。
貸借対照表の変化
資産合計は775億7,400万円（前年同期比6.4％増）となりました。主な変動として、有形固定資産が24億100万円増加し、のれんが22億900万円増加しています。これは主に連結子会社3社を取得したことによるものです。負債合計は263億500万円（同14.6％増）、純資産は512億6,800万円（同2.6％増）となり、自己資本比率は66.1％となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは78億300万円の収入（前年同期比48.0％増）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益55億1,900万円、減価償却費13億6,000万円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは52億1,100万円の支出（同423.0％増）となり、主に有形固定資産の取得と子会社株式の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは28億9,500万円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高660億円（前年同期比2.2％増）、営業利益43億円（同20.9％減）、経常利益43億円（同22.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益28億円（同24.6％減）を見込んでいます。補修・補強分野の受注減少が予想される一方、ニューマチックケーソン工事の需要増加や新規連結子会社の寄与により、売上高は増加を見込んでいます。
株主還元
当期の配当金は、1株当たり年間14円50銭（中間配当7円、期末配当7円50銭）とすることが予定されています。次期の配当金も1株当たり年間14円50銭を予定しています。
注意事項
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